2026年8月27日。
今日は、朝5時に集合して朝日を見る予定だ。
山の方まで行くと遠いから、今日は市役所の近くにある展望台だ。
あくびをするのを堪えながら、日の出を待っていた。
日の出の時間は、5:20くらい。
人もいないから、山並みがよく見えるベンチで駄弁っていた。
みんなと過ごす日も、もうカウントダウンできるほどになってきた。
最近、なんとなくわかるんだ。
四十九日が来たらどうなるだろうって散々言っておきながら、心の底ではわかってる。
もう、みんなと過ごせなくなる。
だから今は、少しでも多くみんなと一緒にいたい。
明るい山並みを見ていると、朝日が顔を出した。
別に、山登りして山頂で見るようなものじゃないし、そういった感動を求めにやってきたわけでもない。
ただ、それは普通のものよりは、美しく思えた。
その美しさは多分、みんなと見ているおかげなんだろう。






















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!