第4話

4話
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2019/04/03 08:15
それから、なんだか気まづくて話せないうえに教育実習生のユリ先生がきたせいでグク先生と関わることはなくなった。
ユリ先生とグク先生は、大学の同級生なんだって。木曜日の委員会でも、ユリ先生とグク先生すごく仲良さそうで…
見てるの辛い。














委員会の後、風紀委員室に筆箱を忘れたから取りに戻る。案の定、座ってた机の中に入ってた。
【グク、みんな帰ったから〜!】
やばい、って咄嗟に掃除用具入れに隠れたんだけど…
あれ、なんで隠れたんだろ。
2人が教室に入ってくると、ユリ先生がグク先生を窓枠に座らせて、グク先生の足の間に入った。
















【グク、ここでシよ?】
ユリ先生が、ブラウスのボタン外しながらそう聞いてて…
その時、グク先生と目が合った気がして思わず手で口を押さえる。
ユリ先生がグク先生の首に腕をまわす。
ユリ先生の方から、どんどん近づいて…
嫌だ…見たくない…。
「…やっぱ、やめるわ。」
















【へ…?なんで…】
「気分じゃなくなった。」
お願い。どうかバレないで…。
【…その気にさせるから!ね?】
「いいから帰れよ。」
…そういった先生の声は低くて、冷たくて。
あんな先生、知らない。
ユリ先生が出ていくと、グク先生は窓に凭れ掛かるもたれかかる

「出てくれば?キム・あなたさん?」

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