第3話

3話
1,052
2019/04/03 08:19
放課後は、委員会の集まりがあるから、ジフンとその教室に向かう。
私たちは風紀委員。理由はもちろん楽しそうだから。

教室の中で座っていると扉が開いて…

え…?!嘘!??
「みんな集まってる?」










風紀委員の担当ってグク先生!?
うわぁ最高!!ありがとう風紀委員!!
グク先生の顔をずっと見てたら、いつの間にか委員会が終わってて。

「じゃあ、1年生はこのあと資料のホチキス留め、よろしくね。」
『…え?』

そしてなぜかジフンと2人、ホチキス留めをすることに。

《やべ、俺帰るわ!》
『いや、は??』
《友達と遊ぶ約束してた…後でなんでも言うこと聞くから!な?》
私の返事を待たずに帰ったジフン。
あぁ、ほんとになんなの!呪ってやる!
死ぬほどこき使ってやるか。
全校生徒分を1人でやるとか…
『まじで呪ってやる…』

「あれ、キムさん1人?」

声がするほうを振り返れば…
『あ、ジフンが用事あるって帰っちゃって。』
「その量だと大変だよね。手伝うよ。」
待って、やっぱりジフン最高!(単純)

グク先生、やっぱり優しいなあ。

『あの、先生ってほんとに彼女いないんですか?』

「ん、いないよ。」

『意外です。すごくかっこいいから…。』

「そう?彼女欲しいけどね。笑」

後悔はしたくない。3年なんてすぐなんだから。やれることは、今やりたい。

『私じゃ、、ダメですか?』
「いいよ、気遣わなくて。」
『違います、本気です。』

「ありがとう。でも…ごめんね。」

『生徒だからダメなんですか…?』

「生徒じゃなかったら…とも思わない」

数学の問題を解くみたいに。まるで答えは1つしかないように。

とても分かりやすくて、残酷だった。

プリ小説オーディオドラマ