第42話

No.39
673
2023/03/06 15:28

 ショッピングモール_カフェ
(なまえ)
あなた
 何で私の事、嫌いなんだろ 
 あなたがその一言を言った瞬間
 剣持の動きは止まり、しばらくして顔を俯けた

剣持刀也
剣持刀也
 …覚えてないんですか、 
 剣持はボソッと小さな声で言った
 しかし、あなたには周りの騒音で聞こえなかった


(なまえ)
あなた
 ん?ごめん、なんて言った、? 
剣持刀也
剣持刀也
 っ、… 
 剣持は少し間を開けた後


剣持刀也
剣持刀也
 … … 覚えてないんですかっ、? 
 と問い詰めるような、どこか縋るような顔をしながらあなたに聞いた
(なまえ)
あなた
 え、? 




 あなたはその一言を聞いた後、必死に記憶を探った

 剣持は、あなたが記憶を探っている間もどこか落ち着かないような様子だった


 ________



    あなたは顔を俯けた
(なまえ)
あなた
 …ごめん、 
 どれだけ記憶の中を探っても

     あなたには分からなかった
 あなたは剣持が落ち込むかと思い、申し訳ない思いでいっぱいになり、すぐに謝罪の言葉を言おうと顔をあげた
 しかし
剣持刀也
剣持刀也
 そう、ですか 
 剣持は肩の力が抜けたようだった
(なまえ)
あなた
 え、何その反応 
剣持刀也
剣持刀也
 はぁ…緊張して損した気分です 
(なまえ)
あなた
 はぁ? 
 気まずくなるかと思いきや、剣持はさほど傷ついた素振りは見せなかった

 
そして剣持は
  
 気にしてない様子で他愛のない話をした


 しかし
(なまえ)
あなた
 ( けんもっちゃんと… )
(なまえ)
あなた
( 昔、関わった事があるのかな、…)

剣持刀也
剣持刀也
 ( やっぱり、 )
剣持刀也
剣持刀也
 ( 覚えてないんだな、 )
剣持刀也
剣持刀也
 ( 約束したくせに, )
剣持刀也
剣持刀也
 ( だから、大嫌いなんですよ… )

 なんてことを考えていたせいで 


 浅い会話しかしていなかった





 next…

何の約束したんでしょうね、気になる ((

夢主が実は記憶喪失とかではありません。

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