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第5話

3話 (最後)
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2024/12/04 10:57 更新



アラームをつけ忘れていたため、broooockが自然に起きた頃にはもう9時だった。シャークんはまだ寝ていたため、寝ている間に軽い朝ご飯でも振舞ってあげるか…。と、キッチンに向かった。

冷蔵庫には、卵や豆腐、いくつかの野菜、その他もろもろ…とあったため、目玉焼きと野菜スープ、白ご飯も少し出すことにした。昨日あんだけ食って飲んでってしたから、あまりお腹すいていないだろう。と、量を作るのはやめた。実際にbroooockもあまりお腹がすいていないのだ。

水を沸騰させるために加熱しながら隣で目玉焼きを作っていると、シャークんがもぞもぞ…と動いた。
起きたかな?と思い、broooockは少し声をかけてみる。

「シャークん、起きた?」

「あぁ…ん、起きた。おはよ」

「うん、おはよう」

頭を掻きながら、むくりと上半身を起こす。

「あ、いい匂いがする。なんか作ってくれてんの…?」

「そうだよ、なんも無いのもあれかなって…」
「…シャークんってお腹すいてる?」

「いやぁ…?」

シャークんに良かった。と声をかけ、少なめに作ってよかったなとbroooockは思った。
シャークんには、スマホとかでもいじって待ってて。と言い、朝ご飯を再び作りにかかる。

スープも目玉焼きも、全て出来たらシャークんに声をかけて、出来たことを伝える。
シャークんは、キッチンに来て運ぶのを手伝ってくれるらしい。

お皿にそれぞれのを盛り付けて、運んでもらうようにお願いする。スープを入れている間にはもう机に目玉焼き(+α)は置かれていた。

全て運び終わり、手を合わせて頂きます。と挨拶をし、2人でもぐもぐと食べ始める。


「っん、おいしい」

「ほんと?…ありがとう」

スマイルにも振舞ったなぁ…と、作った後に思い出していたbroooockは、心做しか顔が暗かったのかシャークんが心配そうに声をかける。

「…なぁ、顔くらいけど大丈夫か?」

「あれ、ほんと?…顔に出ちゃってたか」

「結構出てたぞ」
「相談あるなら、聞くけど…」

「昨日も言ってたよね、確か…」

寝る前の記憶は曖昧だけど、相談あるなら聞く。という感じのことは言われた気がする。

「そうだったっけ」

「うん。……多分言ってたよ」
「…じゃあ、乗ってもらっていい?」

「あぁ、もちろんだ」

broooockは、スマイルと自分について話し始めた。
別れたばかりで、まだ未練もあり元気になれるような気分じゃなかった。まぁ、シャークんが来てくれたおかげでマシにはなったけど。そんな小言も入れながら全て話した。どうしたらこの未練が晴れるか、この悲しみを無くしたい。

ポツポツ話していると、悲しくなってきて涙が目に溜まった。シャークんは、そんなbroooockに気づき、どこから出したのか小さなハンカチを渡してくれた。

「ぅ…ありがと、…」

「…辛かったんだな」

「でも、…本気で好きだった」

「うん。」

これからどうやって忘れようかな…。と、呟く。

「……いっその事、新しい恋見つけたら…、って言いたいけど、そんな簡単じゃないよな」

「新しい…恋、」

「おう。もし他に好きな人が出来たら、手伝うよ。俺」

「……うん、ありがとう」

溜まった涙が溢れる前に拭き取り、机に優しくハンカチを置く。新しい恋…。意外とそれはすぐに出来るかもしれない。

「…一旦、この話やめていい?」
「ごめん、僕から乗って欲しいっていったのに…、」

「ううん、大丈夫だ。そんなに引きずる程辛かったんだから。」

「…うん、」

「……ゲームの話でもするか?」

「、そだね。」

それから、スマイルの話は忘れて、ゲームの話をすることにした。切り替えるのに少し時間がかかったが、明るく接してくれるシャークんを見ていると、切り替えることが出来た。

「そういえば、スマホで新しいゲームできるってな」

「へぇ…どんなの?」

「確か、______みたいな、感じかな…?」

「え、面白そう…」

ちょっと調べてみるわ。そう言って、シャークんはスマホを取りだしそのゲームについて調べ始める。
シャークんのことを見ていると、はっとなにか少し驚いたような顔をした。

「え、今日の13時公開だって」
「気づかなかった…」

「それほんと?予約しておいた方がいいかな」

「まぁ、するならそうだな」
「マルチプレイも出来るみたいだぞ」

「せっかくならやる?」

「やろうぜ」

broooockもスマホを取り出し、そのアプリ名を教えて貰って予約画面に行った。
予約を押すと、容量が足りません。予約しますか?
という、画面が出てきた。アプリをダウンロードするのに居る容量を見ると、あと少しだった。とりあえず、『はい』を選択して、どうしよう…と悩んでいた。

「あ、ちょっと容量が足りないって言われた」

「んー…じゃあ、やってないアプリとか、いらない写真すてればいけるんじゃないか?」

やってないアプリ、いらない写真か…。
あ、そういえばもうあのゲーム飽きてやってなかったな。最近やっていないゲームを思い出し、それを消すことにしたbroooock。だったが、消す前に1つ思いついた。

……スマイルの写真、消していい言い訳出来たから、このタイミングで消しちゃおう。
じゃないと、消すタイミングがもう来ない気がする。

そう思ったのだ。アルバムを開いて、スマイルが写っている写真を少し時間をかけて全て消した。
その後にやってないアプリも消した。


……さようなら、スマイル。
もう、顔を見ないよ。きっと。



























「……俺の事選んでくれねぇかな、broooock…。







「なんか言った?」

「…なんも言ってないぞ」

「そ?…わかった」


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