〜ラム視点〜
僕は変な事を言ってアジトを出てしまった。
ただただテキトーに歩いてる。
でも帰った方が良いのかな。色々と買ってもらったし。でも今は帰りたくない気分。だから、もう少し歩いてよう。
何時間歩いたかな?肌寒くなってきた。
携帯を見ると22時。家もアジトも何処か分かんないなぁ。
取り敢えず、近くの公園でも探して…ぼーっと暇を潰そう。
お、あったよ公園。取り敢えずブランコに乗ってよう。
ブランコはキィィと金属の錆びた音を立てる。座るとひんやりと冷えている。
それにしても夜の公園は静かだなぁ。昼間の炎天下とは大違い。
携帯を見ると1時。
もう日付が変わってる。時間って酷く早いなぁ。
そういえば昔も公園に逃げ込んだっけ。
訳分かんない赤い目になって。自分が怖くて…僕の見るモノは何もかも破壊しちゃって。もう僕は人間じゃない。魑魅魍魎かもしれないって。
よし、暇だし過去でも思い出すか。















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。