第2話

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2025/10/25 22:18 更新
ある平日の朝のこと
「徹〜!お友達来てるから早く準備しなさい!」
及川徹
は~い…
そんなお母ちゃんの声で手の動かすのを早める
この時少し疑問に浮かんだのが『お友達』が来てる
いつもだったら『一(はじめ)君』なのに___
今日は少し天気が悪く、低気圧なのもあって、
その疑問は俺の頭からすぐ忘れ去られた
玄関へ行き靴を履いてドアを開ける
及川徹
ごめん、岩ちゃん昨日さ__
及川徹
あれ?
あなた
及川さん、おはようございます!
目の前には岩ちゃんではなくあなたの及川さんに呼ばれる名前が立っていた
俺は心の中で一瞬、目を見開いた
顔には出さないようにしていたのに…
あなた
驚きました?サプライズです!
及川徹
そ、そっか〜!サプライズか〜!
この子に家を教えた覚えはない
それでも密かに『可愛いな〜』くらいは思っていた
そんな子が目の前にいて正直動揺している
あなた
岩泉先輩がお怒りなのでお早めに逃げたほうがいいですよ〜
及川徹
えっ、ウソ、岩ちゃんが?なんで…
岩ちゃんのことになるだけであなたの意味不明な行動なんて気にしなくなるのは自分でも単純だと思う
岩ちゃんの蹴り痛いんだよね…
あなた
夜更かししてるからでは?
及川徹
げ、バレた?
あなた
窓から光が漏れてたんですよ…きっと
いつもあなたの及川さんに呼ばれる名前には全部お見通し
俺のいるところには大体いるし…
及川徹
なに?あなたってストーカーなわけ?
まあ、知らない女の子じゃないだけまだいいし、
あなたの及川さんに呼ばれる名前ならまあ、嫌ではない、だけど… 
あなた
ストーカー…?何の話でしょうか?
しらばっくれる気だね…
及川徹
及川さん以外にはやめてよね!
他の人にしたら怖がられるだろう
あなた
よく分かりませんが、及川さん以外にするつもりはないです
あなた
さ、急いで学校に向かいましょう
誤魔化すの雑だな…なんてそんな事考えながら
走り出したあなたの隣を走る
なびく髪と横顔がとても綺麗なんて、
毎回惚れ惚れする
あなたの及川さんに呼ばれる名前が俺への想いが不安定なんて今更のこと
愛が重いのも、俺のこと何でも知っているのも


そのくせ、真っ直ぐ純粋な目だし…
もう全部受け入れて、俺のものになればいい
でもきっと手に入れてしまったら、この関係が崩れるだろう
もう少し、このままがいいから
俺はずるいなあ…

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