第14話

私の太陽_フレッド
77
2025/06/13 12:35 更新

梅雨だ。

ジメジメした空気が部屋にまとわりつく。

夏休みに入って、日本は梅雨真っ最中。

太陽が恋しい―いや、ホントはフレッドがす恋しいんだけどね。

私、あなた
ホグワーツの5年生で、グリフィンドール寮。

夏休み前に、勇気を振り絞ってフレッドに告白したら、
なんとまさかのOK!あの時の彼のニヤッとした笑顔、今でも頭から離れない。

舞い上がって、毎日がキラキラしてたのに…夏休みに入って、フレッドと会えなくなっちゃった。

会う予定を立てようかと思ったけど、初めての恋人って何すればいいの?デート?手紙?考えるだけで頭パニック!結局、何も話さないまま夏休みを迎えてしまったんだ。

「手紙送ろうかな?ねぇ、ホタル?」

ベッドの端に腰かけて、ケージで羽を休めてる愛梟のホタルに話しかけた。ホタルは小さなクチバシで私の指にすりすりしてくる。その仕草が可愛すぎて、思わず笑顔になっちゃう。

「フレッド〜、好きだよー!」とベッドに寝転がって、ため息をつく。

ふと、こつこつと窓の外から音が聞こえてきた。

窓に目をやると、雨に濡れた梟がガラスをつついてる!

慌てて窓を開けると、じめっとした空気が流れ込み、雨の音と匂いが部屋に広がった。
「あれ?この子、ウィーズリー家の梟じゃない?エルロール、びしょ濡れでちょっと情けない顔してる」

足に結ばれた手紙に気づき、ドキドキしながら受け取ると、梟はバサバサと羽を広げ、夜の雨の中に飛び立っていった。

手紙の差出人を見て、思わず叫んだ。「フレッドからだ!!」

ベッドに飛び込んで、ドキドキしながら封を破った。
すると、中から何かパラリと落ちてくる。

写真だ。そこには、ニヤッと笑うフレッドが写ってる!魔法の写真だから、彼の笑顔がキラキラ動いて、まるで今ここにいるみたい。

手紙を広げて、読み始めた。

あなたへ
夏休み、楽しんでるか?
きっと、会う予定も立ててなくて、寂しがってるんだろ?
だから、俺のイケメン写真を送ってみた!

まあ、それは置いといて…
来週、暇か?俺の家に遊びに来いよ!
母さんも大歓迎するし、みんな喜ぶぜ!
グリフィンドールの談話室でまたバカ騒ぎしたいな。 

返事待ってる。

ホグワーツからこっちに来る時は、俺が迎えに行くからな!
フレッドより

手紙を読み終えた瞬間、ベッドの上でゴロゴロ転がって叫んだ。「うそ!会いたい!フレッド、大好き!!」

写真を手に取って、もう一度じっと見つめる。フレッドの目がキラッと光って、まるでこっちを見てるみたいで…ドキッとした。

「はあ…フレッドって、ほんと太陽みたい。」

ふと窓を見ると、雨雲の隙間から一筋の陽光が差し込んで、部屋を柔らかく照らしていた。

プリ小説オーディオドラマ