第9話

閑話 国木田と谷崎の会話
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2026/05/23 23:26 更新
閑話です。閑話は基本的にあなたちゃんを登場させる予定はないです。それではどうぞ。
敦とあなたが依頼で出かけた後、谷崎は国木田に話しかけた。どうやら、聞きたいことがあったらしい。
谷崎潤一郎
そういえば、国木田さんに聞きたいことがあったンですよね。
国木田独歩
どうした。
谷崎潤一郎
なンで、あなたちゃんに敬語を外してもらったンですか?普段はそういうこと言わないじゃないですか。
国木田独歩
……………あぁ、それについてか。
国木田独歩
……………別に、個人的な話だ。
谷崎潤一郎
個人的な話?
国木田独歩
あぁ。
国木田はそこで一拍止め、その後すぐに言葉を発する。
国木田独歩
……………太宰に似ているアイツに敬語なんて使われると鳥肌が立つ。
谷崎潤一郎
………………あっ。
国木田独歩
普段から俺の予定を乱してくる包帯無駄遣い機(アイツ)に敬語なんて使われると思えば俺は生きていられる自信がしない。
谷崎潤一郎
否生きてくださいよ??!!
国木田独歩
考えてもみろ、太宰が敬語を使う所を。
国木田にそう言われ、谷崎は想像してみる。
もちろん、それは書き起こすまでもなく、奇妙な(?)光景になった。福沢や森と言った、一番上の上司に敬語を使う様子や、普段から敬語を使っている相手に対しての想像は容易である。しかし、いつも色々と迷惑をかけ続ける国木田相手へ敬語を使っているイメージが出来なかった。というか想像するだけで頭の中が混乱で埋まっていた。
谷崎潤一郎
……………アァ、なンとなく、わかったような…………?
国木田独歩
つまりはそういうことだ。だから俺はあなたに敬語を外すことを頼んだんだ。アイツなら、俺の予定を乱してくるようなことはしてこないだろうからな。全く、兄妹であんなにも差がつくものなのか。
谷崎潤一郎
ア、アハハ………………
その言葉に、谷崎は苦笑することしかできなかった。
そんな話をしていれば、一人、出社時間を明らかに過ぎているというのに出社してくる人間がいた。
太宰治
おっはよ〜!!
そう、先ほどまで話していた太宰治である。出社時間を過ぎているにも関わらず、当たり前かのように出社、そしてハイテンション。意味がわからない。
国木田独歩
太宰貴様ァァァア!!!今何時だと思っているんだ!出社時間は疾うに過ぎているんだぞ!!
太宰治
えぇ〜?いいじゃない。いつもと変わらないんだから。
国木田独歩
そういうことではない!
太宰が来ると始まる、国木田との漫才(?)。最早日常茶飯事であるため、誰も突っ込まなくなった。
太宰治
さぁ〜て、私は入水にでもしに行こうかな!
国木田独歩
貴様はさっさと仕事をしろ!
太宰治
くにき〜だくぅ〜ん、そんなに怒ってたら寿命が短くなるよ?
国木田独歩
なっ、それは本当か?!
太宰治
そうそう!メモメモ!
そう言われ、国木田は理想と書かれた自らの手帳に万年筆で書き込んでいく。
国木田独歩
怒りすぎると寿命がみじか…………
太宰治
嘘だけど。
万年筆バキッ!

太宰に嘘と言われ、国木田は使用していた万年筆を折った。
国木田独歩
きー、さー、まぁぁぁあ!!!!
国木田は怒り心頭である。
太宰治
うふふ。じゃあね、私は入水に行ってくるよ!谷崎くん、後は任せたよ!
谷崎潤一郎
えっ?!ボクですか?!
そんな谷崎の言葉を聞き届ける前に、太宰は出て行ってしまった。
そんな、敦とあなたがいないうちに起きた出来事だった。
その後、あなたが帰ってきて、「後から敦くんが太宰さんを川から引き上げて帰ってくる」と伝えられたらしい。

というわけで閑話でした。基本的に、あなたちゃんがいないうちに起きた出来事をこうやって出していくつもりです。普段出している話の半分くらいの話の長さになると思ってくださればありがたいです。それでは。

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