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第47話

緩やかな夜
NoSide

ガチャ

健人「ただいま…」

夜の7時
健人はあなたと一緒に住んでから3ヶ月が経ったマンションの一室に帰ってきた

靴を脱いで廊下を歩いてリビングに行くとラフな格好をしてスタイルの良さを自慢してるんじゃないかってくらいの寝方でソファーにいたあなたを見つけた

黒いジーパンに白のパーカー

本が顔に置いてあるから見えないがだてめがねをかけているんだろう

健人は荷物を近くに置いてあなたを起こした

健人「あなた、あなた
起きて」

あなたは顔に置いてあった本を取り、健人の姿を確認した

「んっ…
あれ、健人…?」

健人「そう
疲れちゃった?」

「いや…
ちょっといろんな参考書見ててさ」

健人「あー…
次の役、弁護士の役だもんね」

「そうあそ
って…もうこんな時間…
ごめん…俺なんもやってねぇ…
うわ!洗濯物!」

あなたは寝ていた身体を飛び起こさせ急いでベランダに行って洗濯物を取り込んだ

一方健人はそんなあなたの後ろ姿を見て終わるのを待っていた

「あぶね…
良かった〜…

あ、飯…」

洗濯物を取り込み終わったあなたが次々と動くので健人はそんなあなたを後ろから捕まえて背中に顔を填めた

「うぉ…
どうした?」

健人「…」

「健人…?」

あなたは何かを察したのか健人をお風呂に入るよう促し、健人の大好物のオムライスを作って待っていた

健人「出たよ」

「おう
じゃあ食うか」

食べてる時は特に何も聞きはしなかったあなた

いつも通り普通に食事をして終わった

「俺片付けるから健人ソファーで座ってて」

健人「ありがと」

健人の分のお皿も一緒にシンクに持っていき洗い始めた

その間健人はスマを見ては伏せての繰り返し
ため息の嵐だ

「はい」

健人「あ…
ごめんありがと」

「おう」

洗い終わったあなたは健人の分と自分の分のココアを持って隣に座った

あなたは特に自分からは聞こうとしない

相手が話すまでじっくり待つタイプ

健人が自分のタイミングで話してくれるのを待ってるんだ

コテン

「ふふ
どうした?」

健人「ううん…
なんでもない」

「そっか」

ココアを持ちながらあなたの肩に頭を乗せた健人

そんな健人の頭をポンポンリズムよく撫でていると話し始めた

健人「…あのね、今、撮影してるでしょ?」

「うん」

健人「ちょっとだけつまづいちゃったんだよね…
俺は…頑張って演じてるつもりなんだけどね…」

健人はそう言ってココアを1口飲んだ

健人の声は少し掠れてて、元気がなかった

「…健人、こっち向いて」

健人「ん…?」

あなたは健人と向かい合わせになって話た

「上手くいかないことだって沢山あるよな
けどさ、溜め込まないで?
もしそんな時があったなら俺に全部言ってよ
なんでも受け止めるからさ」

健人「…うん
ありがと…」

健人はあなたの言葉で元気になったのかいつもの笑顔になっていた

「その方がお前には似合ってるよ」

健人「うるさい…
あなた」

「ほんと調子のいいやつ…」

健人「んっ…」

「ほら、明日早いんだしもう寝るぞ?」

健人「明日、頑張れるかな…」

「…頑張ってNG5回以上出さなかったら明日めっちゃ甘やかしてあげるから
頑張れよ」

健人「…ほんとに?ほんとに言ってる??」

「あー!うるせぇ!
寝るぞ!」

健人「わっ!
ちょ、待って!」

リビングの電気を消して健人とあなたはベッドの中へ

「おやすみ」

健人「おやすみ」

今日はいい夢が見れそうな健人でした。

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すずめ
すずめ
中学三年生という設定が大好きな人 作品に中学三年生が多くなるのはそのせいだ…
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