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第1話

プロローグ
505
2025/07/29 07:00 更新

【ころんSIDE】
すとぷり...
ドッキリ企画ー!!!
Foooooー!!
いぇーい!!


カメラに向かって僕たちは、少し小声でオープニングを始める。




...なんで小声かって?





だって、ドッキリ内容がやばいんだもん。



今日は何するのなーくん!
今日はね...
“もし、相方が人を殺したら”ドッキリですー!
えぇ?人殺すの?
まぁまぁ、怖そうに聞こえるじゃん?
けど大丈夫、ドッキリだから!
理由になってないんだよなぁ〜
今回は、俺と莉犬くんところちゃんでそれぞれの相方にドッキリをしかけて行きます!
今から...俺もだけど、2人には全力で演技して貰います
血糊とか色々駆使して
死体役はスタッフさんにやってもらうよ




そう言ってなーくんは、模擬の包丁やら血糊やら物騒な物を取り出し始めた。




...いや、なーくんめっちゃ乗り気じゃん。





...じゃあ、早速準備していきましょうか!
はい!
はーい



スタッフさんの『はい、OKです』という声と共に、僕は天を仰いだ。





っはーぁ...
どしたの、ころたん
元気無いねぇ
いや、だってそうでしょ!
僕演技下手なのに!!!
そして相手さとみくんだよ????
見破られるに決まってる!
大丈夫だよ、ころちゃん
現場めっちゃリアルに作るから




そう言って、なーくんはガラス瓶に入った液体を振る。




これ、血
...血?!
え、本物?!
そんな訳無いじゃん〜
色んな物を混ぜて作った、模擬の血だよ
...それでさ、臭い嗅いでみて?



そう言ってなーくんは、僕と莉犬くんの前にコップを突き出す。






突き出された瞬間、むわっと鉄の嫌な香りがした。






うわッ、血じゃん!
人間はね、嗅覚がやられると冷静な判断が出来なくなるものなんだよ
た、確かに...



この臭いがして地面に人が血を流してたら、流石に死んでると思う。





スタッフさん(死体役)
こんにちは、今回はよろしくお願いします




その時、死体役のスタッフさんが化粧を終えて僕らの前に現れた。



...うわ
...死体じゃん



肌は青白く生気は無い。






目は充血していて、血のこびり付いた服。




おー!!めっちゃ良いじゃないですか!
スタッフさん(死体役)
そうですかね笑




なーくんは1人で興奮している。




...めっちゃ楽しんでるやんこの人w



...凄いでしょ?
だから、ころちゃんの演技力でもバレないよ!
そっか...じゃあ安心___って、
ちょっと、今僕の事バカにした?!
してないしてないw
絶対した!!
まぁまぁ...あ、1番手莉犬くんで行こうか
え、?!急に俺?!



思いっきり話をそらされる。





不服。



え?だって演技といえば莉犬くでしょ?
はい、頑張って!
え、ちょっと決定なの?!
決定。じゃ、この服に着替えてきて!






莉犬くんは返り血の付いた服を押し付けられて、渋々更衣室に向かった。







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