今日は海人と約束してたデートの練習とやらをしてあげるために可愛くオシャレして、家を出た。
廉を見送ってたら、下から声が聞こえた。
私は下に降りると、海人に寄り添い、歩き出した。
さっきの、海人には気をつけろよ。ってどういう意味だったんだろ。
私は海人の手を握った。
あれ?なんか海人の顔赤くない?
熱…とか?
私は立ち止まり、海人の額を触ってみた。
でも全然熱っぽいってわけじゃなさそう…。
再び2人は歩き出した。
急に話が始まるんだけど、
海人と仲良くなった理由を教えます笑
保育園時代、
小さい頃、私は人見知りで、とにかく1番仲がいい玄樹といつも行動してた。
毎日、玄樹にぴったりくっついている訳にはいかないよね。
そう思ったある日のこと、1人の男子が喋りかけてきた。
そりゃ玄樹も可愛かったけど、だんだん海人も可愛く見えてきて、毎日元気で、私に喋りかけてきてくれたんだ。
ほんとに海人は笑顔が似合う可愛い弟気質を持ってんだなーって今でも思う笑
私達はタピオカを片手に公園のベンチに座って休憩してました。
あなたが海人の部屋を出ていった後、こんな話が。
こんな話がありました。
海人は下を向き、深呼吸していた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。