レオナルドさんってなんか冷たいよな。酷いこと言ってるけど…。
一体何者なんだろう…。大魔法使いとか?まさか王様の手下…?
背中から、宿のベットにダイブした。
みんな元気かなぁ。
音がしなかった!!なんなら気配もあんまり…。
本当に一体何者なの?
レオナルドさんはコツコツと足音を立てながら私のベットに腰をかけた。
…美形だ。
改めて思った。どこの方向から見ても美形。きっと親が美形なんだろうな。
親なんているわけがありません。転生してきたんだから…。この体が誰のかも知らないし。
嘘をついてしまった!!ごめんなさい。レオナルドさん…。
レオナルドさんがその言葉を発した直後。
周りが急に氷づくような冷たい空気が流れ込んできた、
呼び捨て!?レオナルドと?!いや、私に関してこれはものすごく呼びずらい。名前が長くて…。
ここは一層、あや男みたいにあだ名をつけるべきだと思う。
レオナルドさんは固まっていた。時間が止まったように。
ダメだったかなぁ…泣
レオナルドさんはベットに座っていた状態から私みたいに寝転んだ。
これは…気に入ってもらえたととらえよう。
というか…近くない???
私の頭の上にレオの頭がある…。
距離感がおかしい。
私は勢いよく起き上がり、レオの頭を覗き込んだ。すると、レオは驚いたのかレオも起き上がり、私の目を見て言った。
その言葉を聞いて嬉しかったのかレオは僅かに笑っていた。
おぉ、冷たい系が笑う時ってこんな感じなんだな。と思ってしまった。
レオに紹介された肉屋さん。建物はすごくおしゃれでヨーロッパの建物よりだった。
本当に何を見ても驚いてしまう。
中には、人がちらほらいてなぜかこっちを見てきていた。
え、何かついてます?それともレオを見ているのか?街で歩いている時もなぜかチラチラ見られてたし…。
そんなことを考えていたら、ある男の人達が話しているのを耳にした。
汚れたもの???
どこから見たら汚れてると思うんだ?めちゃくちゃ美形で、冷たいけど…いい人だと思うんだけどなぁ。
席に着き、おしゃれなメニュー表を開いた。
うわ!なにこれ?
ハンバーグ?ぽい?え〜迷う。
レオは「はぁ、」とため息をつき右手で頬杖をした。
…ツンデレ。こういうところ、キリアに似てる。
レオは店員を呼び私に目線を送った。早く注文をしろとでも言っているのだろう。
店員さんは「少々お待ちください。」といい、小走りでキッチンの方に向かっていった。
ものすごく楽しみ。
レナとかさや達といた頃は魚とか果物、野菜とかなんかよくわかんない肉とかだったけど。あ、もちろん美味しかったけど、今回はガチのハンバーグというもの。
ワクワクしているとレオがジッと見てきていた。
なんだろう。レオってよくわからないところがあるんだよな…。まだ名前と年齢しか知らないし。
レオをちらっと見てみる。
まだジッとコチラを見ていた。
なんか質問した方がいいやつかもしれない。
…どうしよう。何もないぞこの人。
しばらく沈黙が続いた。言うか迷っているのか。レオの目線は机に向いていた。
…?!?!
人とは?どこを基準にして人が嫌いなんだ?!me、人間=人ですけども?
図星すぎで驚いた。
頼んだハンバーグが届き、レオはナイフとフォークを持ち切り始めた。
一部の人間…か。
私もナイフとフォークを持ち、端から切り始めた。
めっちゃ柔らかい…。
ハンバーグの上には目玉焼きが載ってて、ナイフで黄身の部分を切るとツーっと綺麗にハンバーグにかかっていく。
いただきます!
食べるとふわっと口の中に風味と肉汁が口全体に広がった。
うますぎる…。これはやばい。
食べるのに集中していて、レオを見ていなかった。声をかけられるとレオは料理を口にしておらず、席を立っていた。
と言って、レオは店を後にしていった。
なぜ急に…?
急いで食べていると聞こえてきたのはまたレオに対する言葉…と、なぜか私の話題も出ていた。
そんなにレオは悪者扱いされてるの…?
私は味わいつつ、急いで食べて、持っていたお金で払い、レオを追いかけた。
急いで出てきちゃったけど、暗いし、ここどこかわかんないし…。宿にいるのかな。
レオに対する視線…。汚れたもの?って…なに?
考えなどをしていたら街内なのか平原の高台に来ており、星と街並みが綺麗に見えた。
私は体育座りをし、少し眺めることにした。
空飛んでた時にも思ったけどこんなにでかいんだ…。
大きくて、一番キラキラしてるのがお城で…あれ?
お城の周りでなにかピカピカ光っている…。
私は素早く立ち、魔法で望遠鏡を出し、お城の方向を見た。
すると、お城の周りは兵が慌ただしく、戦っているような姿が見えた。
望遠鏡でもう少しズームすると、魔法を使っているものもあれば、剣を振っているものもいれば。
街の人たちとか被害出てないのか?
これはちょっと助けに行くしかなさそう。
9日目
旅の始まり。
次回▶︎10日目
「ありがとうございます。ルーシー様。」












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。