…え、そう思ってるだけって…?
その言葉を受け取り、私は外へ駆け出した
何故か2人に背中を押されているような気がした
[そらびび(蒼空)くん目線]
あれからどれくらい走っただろう
俺はまぁまぁ足は速いけど、それほど遠くへは来ていないみたいだ
ついたのはあの橋の少し近くの公園だった
あなたちゃん
いっちゃうのかな
また俺をおいて?
またってなんだろ…w
でもなんか
やっぱりさ
何となくだけどさ
あいつに似ている気がする
俺をおいていったアイツ
誰だっけ
確か…白雪…
そう呟くと、急に雨が降ってきた
どしゃ降りだ
俺は急に体が重くなってしまい、近くのベンチに腰掛けた
白雪…?
白雪って、あなたちゃんの苗字じゃなかったっけ?
あれ
何か関係性があんのかな
あれ
あいつの名前って…
白雪…なんだっけ、
俺って、さいてーだな
あっきぃは黄色の傘を俺に差し出し、新しいオレンジの傘をさした
そして、俺の隣に座った
意味分からん、え、2人とも思ってるって?
そうだった
あいつの名前は白雪 瑠璃(しらゆき るり)だ
[続く]













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!