第36話

STORY
135
2019/09/04 22:26
恐る恐る顔をあげると

そこにはなんと













ビニが立っていた
ビニ
ビニ
ごめんね、痛かったでしょ?大丈夫?





私は思わず見つめてしまっていた
ビニ
ビニ
頭でも打った??
するとビニの顔が

どんどん近づいてくる
我に返った私は

とっさに立ちあがった
わたし
わたし
あ、あの
ほんとにすみません!
ビニ
ビニ
いや、大丈夫だよ
君は?
わたし
わたし
全然大丈夫です!
ビニ
ビニ
よかった
ビニ
ビニ
じゃあ僕はこれで
わたし
わたし
あ、はい!
そう言ってビニは行ってしまった





後から考えると

ふつうにやばいことが起きた
ウヌと会う前にビニに会ってしまった

さっきまで推しが目の前にいたなんて

考えられない




私はその場に立ち尽くしていた__

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