第18話

No.17
23
2026/07/27 11:00 更新
KAITO Side
天使
天王様!
後ろから五人ほどの天使がやってくる。
天使
大丈夫ですか⁉︎
天使たちは、八人では狭すぎる執務室にゾロゾロと入ってくる。

そして、なろ屋に近づく。
KAITO
おい。なろっちに何するんだ
天使
KAITO。
それは失礼よ。
天王様を呼び捨て、果てにはあだ名?
ふざけているの?
そうだった。

天使たちはなろっちのことを、慕ってはいる。

だが・・・・・・
KAITO
——ざけんな
天使
はぁ⁉︎
ふざけるなですって?
当たり前でしょう?
天王様に敬意を示すのは当たり前。
そのために敬語、姿勢、呼び方。
それ以外にもいろい————
KAITO
それでなろっちはずっと一人だったんだよ!
天使
一人?
ふざけないで
天王様には私たちがついているわ。
一人な訳ないじゃない
KAITO
それは「天王」として見ていたんだろ
お前らは「なろ屋」を見ていたか?
天使
は?
そうだ。

天使たちはずっと「なろ屋」を見ていない。

「天王」を見ているだけだ。

主と従者の関係。

ただ、なろっちは友達と友達の関係の方を求めている。

誰かと楽しく喋りながら、仕事をする。

それを、望んでいる。
KAITO
お前らは、なろっちが泣いている理由はわかるのか?
天使
・・・・・・
KAITO
簡単に言えば、友達で「なろ屋」を見ている人を、失ったからだよ。
たった二人の「なろ屋」を見てくれる人が、一人だけになったんだ。
お前らはそのことを知っていたのか?
天使
・・・・・・
天使は黙りこくってしまった。

それは、無知だった自分を悔やんでいるのか、恥じているのか。

実際、どっちもだろう。
天使
失礼します!
ってなんですかこの状況は⁉︎
別の天使だった。

泣いているなろ屋の周りに側近のKAITO。

そこまではいいが、そのほかにも天使が周りに数人いる。

確かにおかしな状況だった。
天使
とゆうかそんなのはどうでもよくて・・・・・・
教皇様と魔王様が、ルールを破り天界に来られました!
KAITO
は?どうゆうことだ。それ
天使
そのままの意味です!あと、魔王様には側近もついてきております!
つまり、天界にかもめんと、サムライと、そらちゃんがきているわけだ。

ルールを破って。
KAITO
わかった。
それと・・・・・・
お前らはすぐに帰れ。
今すぐに
天使
わ、わかったわよ!
でも次はないわよ!
そう言って六人の天使たちは、ドタドタと執務室を出て行った。

テンプレートになってそうな、悪役の捨て台詞。

果たして次はあるのか。

そもそも、次、は何をやるのか。
天使
で、では私も失礼します。
天王様は・・・・・・
KAITO
気にするな
天使
・・・・・・分かりました
報告に来た天使も戻って行った。

執務室は俺となろっちの二人だけ。
KAITO
なろっち・・・・・・
なろ屋
ねぇ、いいんだよかいてぃー。
だって今日で終わるんだよ?
言っても意味がないでしょ?
なろっちの翼は、刻々と黒く染まっていく。

本当にこれで終わるのだろうか。

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