第17話

No.16
29
2026/07/24 11:00 更新
kamomeSide
天界での三界会議の前日。

いつもの執務室で明日使う書類をまとめていた。

窓から見える空は、太陽が燦々と輝いていた。
kamome
あれから一年か
すれ違い、怖がって追えなかったあの時から、もう。
kamome
明日は何もないと良いんだが・・・・・・
側近
失礼します!教皇様!
ドン!と音が響く。

どうやら何かあったらしい。
kamome
・・・・・・また天界で何かあったのか?
側近
はい!
実は・・・・・・なろ屋さんが堕天化し始めていると!
時が止まったかと思った。

なろ屋が堕天化しているとなると、考えられる理由は一つ。

あの時の記憶を思い出した。

翔ちゃんが堕天化していくのを、ただ呆然とみていたあの時の記憶を。

・・・・・・またあの時を繰り返すのか?

またあの時と同じように、怖がってみて見ぬふりをするのか?
側近
えっと、教皇様?
kamome
ん?あぁ、ごめんな
なろぴの元に行く方法は一つ。

ルールを破り、天界に行く。ただそれだけ。

ただ、その度胸があるかどうか。
kamome
なぁ
側近
はい?
kamome
天界行ってくる
側近
え?っちょ!
待ってください!
どうゆうことですか!
そりゃそうだ。

いきなり仕える存在が、ルールを破り他のところに行こうとしている。
kamome
そのままの意味だ。
天界に行く
側近
ですが!
三界会議以外の時に、他の世界に行ってはダメと——!
kamome
なぁ。ルールってのは、破らないと変わらないんだ。
皮肉な話だよな
例えばある飲食店で、食い逃げをしたら、罰金5000円とゆうルールがあるとする。

そしてそこで、ある10人組の男たちが来て食い逃げをしたら。

明らかに食べた料理の合計の値段は、5000円を超えている。

しかし、男たちは罰金の5000円払って逆に安く済むことになる。

だから、ルールを変えてもっと罪を重くしようと考える。

それまでルールを変えなかったのは、何もなかったからだ。

何か事が起きないと、ルールは変わらない。
側近
っ!それではせめて私も一緒に——
kamome
ダメだ。
お前は俺が教皇の仕事をできなくなった時の保険としてここにいてくれ。
頼むぞ
その言葉は、ルールを破って罪に問われた時の保険と言っているようなものだ。

そんなこと、自分でもわかっている。

わかってて、言っている。
側近
分かりました。
では・・・・・・お気をつけて。
何事もなく帰ってくることを願います
kamome
あぁ
俺は側近に踵を返した。

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