第2話

No.1
54
2026/06/01 11:00 更新
なろ屋Side
なろ屋
明日は、三界会議か〜
 僕はなろ屋。この天界のトップ、天王だ。
なろ屋
あ〜、魔王やだ〜
三界会議がめんどくさい、というか嫌な理由。

それは、魔王が乱暴すぎるから。
なろ屋
全部、僕らのせいにしてくるし、大体大声だし?
まぁ、愚痴をこぼす前に、前の書類を片付けないといけないといけないんだけどさ。

前には、堕天した天使の人数を記した資料と、輪廻転生した魂の数の資料やらなんやら。

会議までにこれをまとめないといけない。

堕天ってのは、天使がなんらかの理由で悪魔になること。

なんらかの理由ってのは、いじめがあった、泣いた、とかね。

輪廻転生ってのは、死んだ魂を生界に、新しい生命として生まれ変わさせること。
なろ屋
めんどくさい。
でもやるしかないか〜
渋々、羽ペンに手を伸ばそうとしたその時。
天使
天王様!
大変です!
ある天使が、僕の仕事部屋に勢いよく入ってきた。
なろ屋
どうした?
僕はすぐさま、口調を変える。
天使
現魔王が、側近に倒されました!
なろ屋
ありがとう。
もう出ていって良いぞ
天使
はい!
それでは失礼します!
天使のみーんな、僕の“天王”の部分しか見ていない。
なろ屋
それよりも、魔王が倒された、か
魔王を受け継ぐには、自分の魂の他に、魔王の魂を持たないといけない。

魔王の魂を持つと、魔王がやる事が一瞬でわかるようになる。

だから、他の悪魔や死神がやることを教えることもなくてすむ。
なろ屋
だから、あの乱暴な魔王が代わってくれるだけなら良いんだけどね〜
性格が同じだったらどうしようかな。
なろ屋
その前に、本当にこの資料をまとめないと
今度こそ、資料をまとめようとした時。
KAITO
なろっち!
僕の側近、かいてぃーが仕事部屋に押し入ってきた。
なろ屋
どうしたの?
かいてぃーは、赤メッシュが特徴的で、目が赤色の太陽のような性格の天使だ。

そして、天使の中で唯一、“なろ屋”を見てくれる。
KAITO
なぁ、魔王が倒されたって話は聞いたか⁉︎
かいてぃーは、走ってきたようで、息が荒くなっている。 
なろ屋
あっ、うん。
どっかの天使が知らせてくれたけど
KAITO
じゃあ、新しい魔王の名前は聞いたか⁉︎
なろ屋
いや、聞いてないけど・・・
 確かに、新しい魔王の名前は気になる。
KAITO
新しい魔王の名前は・・・




ーー”翔“だ。




なろ屋
・・・は?
翔。それは僕の、前の側近。
なろ屋
嘘・・・だろ・・・
 僕の手が、震えていた。

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