第14話

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黒尾さいど


さっきまで俺の前で食べていたあなたはいつの間にか及川くんの元へ行ってしまった。



黒尾「(ちょっとってなに...)」


自分の中の黒い何かが渦巻いているのが分かった。
告白はしてるけどまだ返事はもらっていない。
なのにこんな独占欲みたいなものは出してはいけないと心の中では分かっている。



黒尾「あ、影山クン」



影山「?なんすか」



確か及川くんと同中だったよな?



黒尾「あなたと及川くんって付き合ってる時どんな感じだったわけ?」



こんなこと本当は聞きたくない。
でも感情とは裏腹に聞いてしまう。



影山「及川さんとあなたさんすか?俺恋愛とか分かんねぇからあんま分かんないっすけど 周りから見てお似合いって感じでした。」

"お似合い"

影山「あと及川さんの特別ってのがありました」

"特別"



黒尾「そっか 分かったありがとな」



影山くんは終始頭の上にはてなマークを浮かべ話してくれた。



孤爪「クロばかじゃん」



黒尾「分かってますー!」


こんなこと聞いて何になるのか自分でも分かんねぇ
ただただ自分の首を絞めただけだ。



及川「岩ちゃん ちょっと」



岩泉「なんだ?食べてんだけど」



「岩ちゃんも後から食べればいいでしょ笑」




そういえばさっき「私が青城から音駒に行って後悔したってくらい振り向かせてよ」って叫んでたな

及川くんの調子を戻すために言ったんだとは分かっている。
でも嫌だ。


それとあそこで2人で岩泉くんを見て笑っている絵が完璧すぎるのも嫌だ。