第8話

別れよ ❤️💛 (💗💛) 続き
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2024/07/28 23:10

西畑 side

ずっと前から謙杜のことが好きやった

でも道長が付き合ったって聞いて諦められなかった

お似合いなんは認める やからこそずっとみて見ぬふりしてた

だから気づけなかった

あの日、謙杜が拗ねたのか1人で帰った


しかも謙杜が楽屋を出てく時に謙杜は泣いてたように見えた

その時は俺の勘違いかと思って俺もそのまま家に帰った

家でゆったりしてたらマネージャーさんから連絡が入った

明日俺と謙杜がでる仕事についてやった

マネージャーさんが忙しそうやったから俺が謙杜に電話した
西畑
もしもしー
長尾
もしもし ー どうしました ?
西畑
明日の仕事のことなんやけど


電話にでた謙杜はいつもの明るい声じゃなくて鼻声で掠れた声だった

相槌もいつもと違うし緊張してるような喋り方やった
 
西畑
まって謙杜
西畑
なんかあった ? いつもとちゃうで

やっぱり変や
長尾
大吾くん 、 、 会いたいです
西畑
わかった 、 すぐ向かう


謙杜からそんな風に言われるのは初めてだからより心配

謙杜の家についてすぐインターホンを押した

ピンポーンと音を鳴らすと謙杜が涙目ででてきた

どれほど泣いたのだろうか 目が赤くなって腫れている

俺は無意識に謙杜を抱きしめていた
西畑
けんと 、 、もう大丈夫やで

謙杜の目から涙が溢れてく

とりあえず謙杜をリビングに移動させた
長尾
あの大吾くん 今あったこと 話してもいいですか 、 ?
西畑
、 、 うん



けんとから聞いた話からはほんとかと疑うほど信じられん話だった

俺ならそんなことしないのにとか俺を過大評価する言葉ばかりでてきてしまう



西畑
謙杜
長尾
 、 はい
西畑
俺なら謙杜のこと泣かせへん
西畑
やから 、 俺と付き合ってみっちーのこと忘れて ?


みっちーと別れた途端に謙杜に甘く話しかける最低な奴や

ごめんな 、謙杜


それから謙杜と付き合って2ヶ月が経った


あのときより謙杜はメンタルも強なってみっちーのことも忘れてる

今は元々道長が住んでた家に2人で住んでて

たまに謙杜が泣いちゃうときもあったけど最近はすっかり元気






だけどある日突然のことだった



ピンポーン


長尾
俺出てきますね!
いつも通り謙杜と過ごしていて 、急にピンポンが鳴った

謙杜が出に行ったが数分経っても戻ってこなかった

不信に思い、玄関に向かうと
道枝
長尾 、またやり直してくれ 、、
西畑
みっち ー 、 、?


そこには謙杜の腕を抑えてるみっちーがいた

俺は謙杜に触れてるみっちーの手を振り払い 、謙杜とみっちーの間に入った
道枝
っ!なんで大吾くんが居るんですか、、
西畑
なんでって、謙杜の彼氏やから ?
道枝
え 、?
西畑
あんた恭平と上手くいかんくて謙杜に戻ってきたんやろ
長尾
え 、 、


感情に任せみっちーのことをあんた呼びしていた
道枝
なんで大吾くん 知ってっ 、!
西畑
あー図星だったんや? 勘で言っただけなんやけどな〜 笑

西畑
でももう俺が謙杜と付き合っとうから
西畑
今さらここに来ても意味ないで
西畑
だからはよ帰ってや


少し強い言い方をしてしまったがしょうがない


謙杜をとられたくなかったから
西畑
謙杜  大丈夫か ?
長尾
うん 、大丈夫です 、 、
長尾
大吾くん守ってくれてありがとうございます、、!
西畑
謙杜は何も思わないんか ?
長尾
俺には大吾くんが居るんで、みっちーのことなんてどうでもいいです、!
謙杜を見て、罪悪感を抱く時はあったけど

今の謙杜は俺をほんとに好いてくれてる片思いと思って諦めなくてよかった


俺は赤面した姿を見て謙杜にキスをした

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