合宿2日目、今日は曇りのち雨らしいっす
あなた「ありゃ、テープきれてる・・・」
牛島「どうした」
あなた「あっ牛島さん、テープきれてて買いに行きますね」
牛島「別にかまわない、俺が買いに行く」
あなた「マネの意味が無くなるじゃないですか!買いに行きますよ!!」
牛島「すまない、ありがとう」
あなた「いえいえ〜!」
白布「あなた、今日雨降るから傘」
あなた「賢!ありがとう〜!それじゃあ行ってきマース!」
白布「はやっ」
天童「さすが元陸上部だね〜」
あなた「はぁ・・・はぁ・・・」
あっつ・・・
流石の私も汗は出る・・・
くそったれぇぇ!!ジャージ着てくるんじゃ無かったぜ!←
あなた「遠いなぁ!?おい!」
めっちゃ遠い・・・2kmて!なんやねん!
2000mだぞ?!最近運動もしてないのに!
今、もしかして体育してる?!体育してないよね?!(?)
ちなみに私の家から学校までは2.2kmぐらいあります(作者)
あなた「あっつ・・・着いたぁ・・・」
てか、さっきからあっつしか言ってない気がする←
私がテーピングを買い終わった時にはもう大雨☆
運がいいのか悪いのか・・・
モブ「やば・・・傘忘れた・・・」
傘忘れたのか・・・貸してあげたいけど濡れるし・・・
まぁいいや!バカは風邪引かないって言うしね!←
あなた「これ、貸しますよ」
モブ「えっでも・・・」
あなた「大丈夫ですよ!ここから近いので!」
モブ「・・・すみません、お言葉に甘えます・・・」
あなた「はい!気をつけて!」
さてと・・・ここからどう考えるか考えようではないか
まず作戦1
部費で傘を買う
いや怒られるわ!
自分のお金で買うっていうのもアリだったけど、必要なお金しか持ってきてないし・・・(全財産100円)←
次!作戦2だ
ジャージを脱いで、傘にする
あれだね、頭に被ってどーにか濡れないようにするやつね
いや寒いわ!氷死ぬわ!!
次!作戦3だ
誰かに連絡する
確かに今携帯持ってるけどもー!
絶対にあいつら部屋に置いてきてるし・・・あっ研磨、だけどな〜今試合してるよね〜・・・
学校に連絡するのもアリと考えてしまった私にアイスをくれないか(((
仕方がない、正面突破だ!
あなた「なにこれ、大粒なんですけど!?」
いや思った以上に大粒、小さい粒が沢山降ってるのかなとか思ってた私にアイ(((殴
・・・仕方がない、ずぶ濡れで体育館あがるか(迷惑)
・
・
・
白童「天童さん」
天童「どうした〜?」
白布「あなた、遅くないですか?」
天童「うーん確かに言われてみたらそうだネ〜」
白布「・・・心配だな」
天童「あなたちゃんなら大丈夫デショ!」
白布「そうだといいんです(((バン
一斉に周りが静かになった、試合をしている人も音のした所を見ていた
音のした方向には
あなたが立っていた
あなた「っ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
ポタ、ポタと髪の毛から雫が落ちる
あなた「賢」
白布「は、はい!」
あなた「これ、テーピング」
白布「あ、ありがとう・・・」
あなた「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・バタッ」
えっ・・・?
西谷「おい、あなた!大丈夫か?!」
田中「おい!あなた!しっかりしろ!」
西谷「潔子さん!タオルと俺のジャージ取ってください!」
清水「わかった」
あなた「はぁ・・・はぁ・・・」
西谷「熱いな・・・」
清水「はい、これ」
西谷「ありがとうございます!あとマネの部屋案内してもらってもいいですか?!」
清水「分かった、着いてきて!」
西谷「あなた、失礼するぞ」
大袈裟?大袈裟か?
好きな人のためなら当然だろ
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。