ゆうside
ご飯を食べ終わったけどどうしても半分は残ってしまった
れるちも4分の1ぐらいは残してるみたい
れるちのよりも少ないのにれるちより多く残してるのを見ると食べれなくなったなぁ、って実感する
でもれるちも前は美味しそうにご飯は結構何でもいっぱい食べてた記憶がある
れるちはどうしたんだろ…
ゆうさんは、まぁ、、、うん、
この病気以外にも他にも持病あるし小さい頃から体弱いしまぁ、しょうがないっちゃしょうがないかなぁ、なんて思ったりもする
急に撫でられて戸惑ってるれるち
作ってもらったのに残すのは何度やっても申し訳ない
そう言って薬の入ったカップをそれぞれ渡される
相変わらず多いな、なんて思っちゃう
それと同時にもうそろそろこの薬の量にも慣れなきゃなって思う
自分のは散々みたけど他の人のはあまり見る機会がないのでれるちのだしちょっとみたい
そう言ってパソコンにうつされるものを見る
何がどうとかがあんまりわからなくて先生を見る
そう言って先生が折れ線グラフを指さす
そう言われてもう一度グラフを見る
最近までずっと右肩上がりでよくなっていたグラフが今回、少し下がっている
れるちはバツが悪いのか目を逸らしている
先生は、悪くなったってことは発作も少しでも回数が増えてるのに病院に来なかったことと放置してたことに怒ってるみたいで
もしも、れるちが、ゆうさんのせいで辛いの、我慢してたりするなら、、ゆうさんのことは気にしなくていいからね?
そう、言おうと思った
でも、言えなくて、、
そうぼそっと言ってれるちに抱きしめられながら少しだけ、ほんの少しだけ、、泣いた













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。