それから数ヶ月経った頃
私はパーティに行くと告げられ向かった
そこには有名な人が沢山いた
悲しくなって、私はパーティを抜け出した
庭に出て、目一杯泣いた
泣いても何も変わらないのに
泣いたら怒られるだけなのに
私は泣くのを止められなかった
数日後、私は話があると言われ応接間に向かった
そこで聞いたのは、私に婚約者ができるということ
相手は、日本人で13歳年上らしい
それで、両親はいなくなった
そこで聞いたのは、私にとっての救いの言葉だった
でも、私にはもう期待ができなかった
期待するのは悲しい
期待するのは馬鹿だ
そう思ってしまうから
また来る、と彼は言って帰った
でも、来たのは何年も先だった
両親が逮捕されたのは
私に婚約者ができた6歳の頃ではなく、その何年も先の8歳の誕生日だった
とだけ言って彼は警察と話していた
警察から聞いたところ私はどうやら彼の子供としてこれからは生きていけるらしい
名目上は彼の子供。でも本当に契約するわけではなくて都合が悪い時だけ使える魔法の言葉
この時から私は親がいなくなった
そして、連れて行かれたところはサッカースタジアムだった


















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。