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第2話

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2019/07/25 06:10



蒸し暑く 蝉もうるさくなってきた七月末





サウナのような暑い体育館で


夏休み前の全校集会が行われ、



今は放課後


いつものように教室で話してる。







拓斗「ほんと暑くて 溶けそう」




春樹「大丈夫だ、お前は溶けねえから」




拓斗「 例えだろ、た と え !」





いつも通りの長話の校長先生



生徒指導部の先生も夏休み中の過ごし方とかなんとか






拓斗「ま! それより早く


花火大会の日にならねぇかな!!」





春樹「お前は 子供か! 笑」








いつも通り アホ丸出しの拓斗と


その親みたいな春樹


ほんと飽きないんだよな、この2人といると。





稀「あ! 春樹いたいた!!」





春樹「お、稀 どした??」





彼氏を探していたのか 稀ちゃんが教室に来た。




稀「 (真似して)どした? じゃないでしょ!!!



今日 一緒に帰るって言い出したのは誰よ!」




春樹「あ、!! ごめん!!!



すっかり忘れてた 笑笑」





拓斗の前では親のような春樹にも


こんな抜けたところもあるようで。





" ごめんごめん " 謝りながら


春樹と稀ちゃんは帰って行った。






拓斗「くそぉ、リア充め!」





「まぁまぁ、俺らも帰ろっか」




拓斗「そーだな!



あ! じゃんまけはアイスおごり!




最初はグーじゃんけんぽん!!!」









【俺はアイスを奢ってもらった。】

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