第2話

1.死ね…なかっ、た………、、?
28
2025/06/26 06:59 更新
僕………死んだ…よね、?

なんで………

なんで生きてんの………

なんで?

僕は、、死んじゃだめなの、?
莉苑
莉苑
⋯⋯なんで………
僕は小さな声で

絶望したように、

ぽつりと呟いた。
それが薄っすら聞こえたのか、

この黒いスーツみたいなのを着た

男の人が
執事
莉苑様……?
執事
どうかなさいましたか、?
なんて、

心配そうに話しかけてくる。
執事
どこか体調がよろしくないのですか…?
莉苑
莉苑
……と………て……
執事
……?
莉苑
莉苑
ほっといて………(震声)
執事
⋯⋯⋯莉苑様…、?
莉苑
莉苑
今は………ギュッ……(布団を抱きしめる)
莉苑
莉苑
一人にして………(顔埋める)
莉苑
莉苑
ブルブル……(震)
執事
っ……ぁ………の………(触れようとする)
執事
………っ……ギュッ…(自分の手を握りしめる)
執事
わ、、わかりました………
執事
何かあったらすぐに呼んでください  ニコッ
莉苑
莉苑
⋯⋯⋯
執事
⋯⋯⋯では、
執事
失礼します………
そう言ったあと、

少し苦しそうな顔をした彼は

静かに部屋を出て行った。
莉苑
莉苑
……………
死ねなかった……

なんで僕は生きてる、?
なんで僕は………、

息をしてる…?
散々付けてきた腕の傷もなくなって

何事もなかったかのようにここで寝ていた僕は

この身体は


誰の………?


その一瞬、

頭の中に2つ

〝転生〟か、

〝生まれ変わり〟か
どちらにせよ、

僕にとっては最悪でしかない
自分の意志で命をたったのに、

なんで僕は生かされてる?
新手の拷問かな、、

いや、そうとしか思えない
これを“僕のため”と言うならば、

これを生かしてくれた“恩”と呼ぶのならば、

僕はそれを仇で返そう

ありがた迷惑でも何でもない、

ただのお節介に。
莉苑
莉苑
あぁ……(震声)
もう…
莉苑
莉苑
最悪…………ぐす…っ……
これが僕じゃなくて、

自分の意志で死んでない人だったら

“奇跡”と言っていいのかもしれない。

これから僕は、

どうやって生きていけばいい…、、?


神様が存在するのなら

僕は、、

何て願い事するんだろうね……、笑
莉苑
莉苑
……ぐすっ……ポロ…
莉苑
莉苑
神様なんか……ッ…ポロポロ……



大嫌いだ

プリ小説オーディオドラマ