第31話

繋がれた記憶
577
2019/04/08 13:00 更新
廉side
永瀬廉
永瀬廉
花っ
花...
山田涼介
山田涼介
はぁ...
平野紫耀
平野紫耀
俺が止めとけば
永瀬廉
永瀬廉
いいよ
俺が悪い
花が事故を起こした
トラックにひかれて
夜中の病院は
静まり返って
目の前の手術室のライトが付いていた
平野紫耀
平野紫耀
助かるかな
山田涼介
山田涼介
大丈夫あいつは強いから
マネージャー
廉っ?
花ちゃんどうなの?
永瀬廉
永瀬廉
もうすぐ手術室終わると思う
ジャニーさん
花は?
山田涼介
山田涼介
ジャニーさん?
永瀬廉
永瀬廉
あっ
花のおじいちゃん
平野紫耀
平野紫耀
そうなの?
ジャニーさん
そうだよ
まだ手術中か
うん
大丈夫だよ
あの子は怪我してもすぐ治ったし
マネージャー
みんなで無事を祈りましょう
俺の背中は冷や汗でいっぱいで 
紫耀が何故か俺の手を握っている
俺がもし
あの時...
そう思う度に
胸がとても苦しくて
先生『手術終わりました』
先生『誰か1人だけお話させてください』
山田涼介
山田涼介
廉お前が行け
永瀬廉
永瀬廉
わかった



俺は
先生に誘導されて
誰もいない部屋に入ると


先生『命に別状はなく済みました』
永瀬廉
永瀬廉
はぁ
よかった...
今はそれだけでも
よかった
生きてるだけで嬉しかった
先生『ですが1部記憶が戻るか分かりません』
永瀬廉
永瀬廉
そうなんですか...
先生『まだ麻酔が効いてますので
目が覚めてから確認させて貰います』
永瀬廉
永瀬廉
はい


部屋を出てさっきの場所へ戻ると
永瀬廉
永瀬廉
命に別状はないけど
1部記憶が消えるかもって
山田涼介
山田涼介
そうか...
平野紫耀
平野紫耀
さっき病院の人に言われたんだけど
今日は一旦帰るようにって
永瀬廉
永瀬廉
そうか
いたいけど
次の日
面会開始時間から
急いでみんなで行った
先生『まだ目覚めるには時間がかかりますね』
平野紫耀
平野紫耀
はなぁァァァ
永瀬廉
永瀬廉
うるせー
俺はそっと
花の横に座り
花の手を握った
握り返しもしない
手を
ずっと強く握った
この後もずっと
沈黙の中僕は花を見つめた
永瀬廉
永瀬廉
花... 
好きだよ
山田涼介
山田涼介
そんなに悲しくなるなよ
1週間後

まだ花は目を覚まさなかった
永瀬廉
永瀬廉
花...
もう半分諦めかけてた

でもまだ希望はある
永瀬廉
永瀬廉
お願い...
みんなは2日に1回くらいしかこなくなったけど
永瀬廉
永瀬廉
俺はずっと待ってる
そう強く願って手を握った
永瀬廉
永瀬廉
花っ...
1週間まともに寝てなかった俺は
寝てしまった















目が覚めると
永瀬廉
永瀬廉
花...
握った手が握り返されてた
永瀬廉
永瀬廉
はなっ!
はな?
白鳥 花
んふふ
永瀬廉
永瀬廉
先生すぐ呼んでくる



5分後
先生『永瀬さん花さん起きて話すことも歩くこともできますがやはり1部記憶が無いみたいです』
永瀬廉
永瀬廉
花...
俺のこと覚えてる?
白鳥 花
俺のこと...?
んふふ
花はそう微笑むだけだった
白鳥 花
綺麗な...
白鳥 花
顔だね...
そうゆっくり言うと
俺の頬をゆっくり撫でてきた
俺の頬につたうやさしい涙
白鳥 花
なんで泣くんですか
白鳥 花
って言ってる私も...
どうやら俺のことは覚えてないみたいだ
平野紫耀
平野紫耀
花っ?!
紫耀が急いでやってきた
白鳥 花
紫耀?
平野紫耀
平野紫耀
そうだよ
紫耀
覚えてくれてたね
山田涼介
山田涼介
はなっ!
白鳥 花
山田さん
少し怖がってる顔をして
前までの呼び方をしていた






つまり
紫耀との記憶はあって
山田くんとの記憶は少し前だけ
そして
俺との記憶はゼロ
永瀬廉
永瀬廉
俺のことだけ
覚えてないみたい
白鳥 花
思い出すよ
ごめんなさい永瀬さん
永瀬廉
永瀬廉
廉でええよ
白鳥 花
ありがとうございます
でもいいです



なんで俺だけ
花の言葉は
初めてあった時のようだった
また1からか...

プリ小説オーディオドラマ