第8話

自立
19
2023/07/11 08:07
時が過ぎるのは早く、そろそろ自立しなきゃと思うことが多くなった。
菅野 恭介
そろそろ頃合いかな……
























菅野 恭介
金山爺さん
菅野 恭介
少しお話が……
おじいちゃん
どうした?
菅野 恭介
そろそろ僕、ここを出て自立したいなと思ってまして……
おじいちゃん
やはりそうか……
おじいちゃん
そろそろその時が来ると思っていたんじゃ……
おじいちゃん
それでここを出たあとどうするんじゃ?
菅野 恭介
一度、あの村に戻りたくて……その後は旅に出ようかなと思ってます
おじいちゃん
おぉ…旅?
おじいちゃん
何を目的に旅をするのか?
菅野 恭介
自分の仕事を探したり…色々な人に触れ合う旅にしたくて……
おじいちゃん
いいじゃないか
おじいちゃん
準備、手伝うぞ?
菅野 恭介
ありがとうございます!
村の出口?にて
菅野 恭介
色々お世話になりすぎました。
菅野 恭介
本当にありがとうございます
おじいちゃん
こちらこそ、恭介と話すのが一番の楽しみじゃった。
おじいちゃん
たまには戻ってこい
菅野 恭介
もちろんです!
村の子どもたち
お兄ちゃんもう行っちゃうの??
菅野 恭介
大丈夫、また戻ってくるから
菅野 恭介
皆さん本当にお世話になりました。
菅野 恭介
ではまた
そういって、村に背中を向け歩いていった。
村の人達は恭介が見えなくなるまで見送った。
おじいちゃん
あいつのような若者になりたかったなぁ……
生まれ育った村にて
菅野 恭介
村……ついた……
親が殺された村……

        妹が殺された村……
今まで忘れようと思ってきた思い出がどんどん溢れかえってくる
菅野 恭介
ッ………
手を胸に当て、溢れてくる気持ちを抑える
菅野 恭介
……村の人は……元気かな……
恐る恐る、一歩ずつ、村に入っていった























菅野 恭介
……え?




























なんだ……ここ…?
なにわ
ここまでー!
なにわ
おつにわでーす

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