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学校が終わり、バイトしにバ先にきて、もうすぐ上がりの時間になってるところに推しは現れた
まさか、ソアがいってたことが本当に現実になるとは…
誰がこんなことを予想していただろうか…
その後も、淡々とバイトを済まして退勤した。
一緒に帰るのは二度目だけど、なんだか今日は緊張する。
いつもは制服のビニくんが、私服だからなのか。
いつもよりも大きく見える彼の背中とやっぱり、あたしの歩幅に合わせてくれる彼がなんだか優しくて疲れた体に沁みた。
いつものバイト終わり、いつもと変わらない道。
違うのは、彼がいるってこと。
ビニくんがこんなにもそばにいてくれるなんて、なんだか…
思ってたこと口にしてた…
あまりの恥ずかしさに穴があるなら入りたいと思いつつ、少しじれったそうにしている彼を横目でチラッと見た。
冗談混じりに恥ずかしくなって顔を手で覆う。
少しだけ、彼がどんな反応をするのか気になりながら。
驚きの言葉が彼から発せられて思わず歩んでた足を止める。
どういうこと…?
歩みを止めたあたしに気づいて、少し前で振り返る彼を直視することができなかった。
あたし、ビニくんになんて言われたの…?
驚きすぎて、何も言い返せなかった。
真剣な眼差しで彼にそう言われた。
はっきり言って、本当に夢の中なんじゃないかと思った。
こんなことありえないって、素直にそう思った。
彼は、あたしを家まで送ってくれるとそのまま自分の帰路に向かった。
玄関について脱力してしまった。
どういうこと!?
あたしのこと、ビニくんがそういう風に見ているってこと??
どうしよう、もうわからないよ〜!!!
そうだ、ソアに相談しよう!!















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。