第25話

#真実を話す時
121
2018/07/24 14:31
〜  グク、あなたサイドに話戻ります! 〜
グク
あなたに事件のことを話し終える。
↑出来事
あなた

そんなことがあったなんて……

あなた

私、なんにも知らなかった…
悲しい顔していた彼に何もしてあげられてない…

グク
知らなかったのは当然だろ。
俺も何も言わなかったし。
グク
第一、そんな話あいつがするわけない。
あなた

グクはお姉さんのことすごく慕って、好きだったんだね…

グク
慕ってたよ。姉として。
グク
バカだったけど……


うん。….いい姉貴だった。
グク
だからっ!
あなた

??

グク、あなたを抱き寄せる。
グク
もう………
グク
もう、俺の大切な人が俺の目の前からいなくなって欲しくねーんだよ。
あなた

グク……

あなた

ん??
(あなた 心の声)
どゆこと??それ…

グク
俺、ずっとあなたが好きだったんだ。
グク
ずっと、ずっと。
グク
だから姉貴を死なせたあいつの所なんか、好きな奴行かせたくねーの。
あなた

待って待って…

抱きしめられていたところから離れるあなた。
グク
あなた…
あなた

ごめん…
今すぐは無理…

あなた

いろんなこと聞いて、今、いっぱいいっぱいだから…

あなた

1人にして…

グク
分かった。
2人はそれっきり、何も言葉をかわさずに、それぞれの家へと帰る。




































〜 その日の夜 〜













久々に夜空を眺めていると…







???
あなた!
呼ばれた方向に目を向ける。


























そこには…
ジミン
あなた…













最近ここら辺通っても空見に窓開けてなかったみたいだから、心配で…
あなた

心配だったなら、連絡くれたらよかったのに…

ジミン
俺….あなたの連絡先……知らない…
あなた

え!?嘘!!
教えてなかったっけ??

ジミン
うんw
あなた

ごめんなさい

ジミン
なんで謝る??
あなた

いや、

ジミン
なんかよそよそしくない??w
あなた

そうかな…?
(目をそらす)

ジミン
あなた
ジミン
あなたちゃんと俺を見て??
ジミン
この数日、何かあったの??
あなた

何かあったのって……

あなた

それはこっちが聞きたいよ!(怒鳴る)

ジミン
え…?
あなた

なんで昔の…こ…と…

ジミン
昔??
あなた

何でもない…

ジミン
なんだよ
あなた

もういいかr…

ジミン
いいわけない!
ジミン
言いたいことがあるなら言えよ!
あなた

なんで昔のこと話してくれなかったの??

ジミン
え…なんのこ…
あなた

とぼけないでよ!

あなた

言いたいことがあるなら言えって言うから言うけど、

あなた

○○さんのこと…

ジミンはあなたの手を取りながら話す。
ジミン
なんであなたが○○のこと…知って…
あなた

グクから聞いたの。

あなた

ジミンがグクのお姉さんの○○さんと付き合ってたこと。
○○さんの元彼から○○さんを守ったこと。

そして…


























私は今、こみ上げてくる感情をジミンにぶつけることしか出来ない。






















あなた

○○さんを見殺しにした事。

ジミン
見…殺し……?
あなた

○○さんが元彼に連れていかれそうになっても、ジミン、止めなかったっていうじゃん。

ジミン
それは…
あなた

好きなら止めてあげるべきじゃ…

ジミン
簡単なこと言うな……
あなた

えっ…?

彼は握っていた私の手を強く握りしめながら、
ジミン
簡単なこと言うなよ!(怒鳴る)
あなた

ビクッ!痛っ!
























私は初めて見た。


























こんなジミン、初めて見た。





















その表情は、いつもとは全く違って、






















悲しさと、悔しさと、やるせなさを。





絵の具をまぜあわせるみたいに、グチャグチャに入り交じった感情のようにも見えた。
ジミン
ご…ごめん…大声出して…
ジミンは私の腕へと手を伸ばす。















バサッ!
↑あなたはジミンの手を振り払う。
ジミン
あなた?…
あなた

ごめん……ちょっと、

あなた

一度に色々とあったり知ったから…
頭の整理がまだついてないの。…

ジミン
……
ジミン
……いや…だ…
あなた

え?
今言ったじゃん。ちょっと時間がほs…

彼は私を抱き寄せる。
































私は離れようと彼の胸を押し返す。
あなた

離しt…

ジミン
嫌だ。
あなた

離して!

ジミン
嫌だ!
あなた

なんでよ…
















溢れてくる涙が止まらない…
















なんで…なんで…どうして…
ジミン
だってあなた、俺の話、全然聞いてくれないじゃん。
ジミン
あなたは誤解してるよ。
あなた

グズッ。誤解?

ジミン
俺は○○のこと見殺しにした……


って言えばそういうふうに見られても仕方がない行動だったかもしれない。
あなた

やっぱr…!

ジミン
だけど!
ジミン
俺だってそうしたくてそうしたわけじゃない。
あなた

分かった。話聞く。

ジミン
あなた…
あなた

だからきちんと。

あったことちゃんと話して。

ジミン
分かったよ…話す。
何があったのか。

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