岸
「うーん、恋かぁ。
逆につきるなはどう思う?」
月島
「うーん、、、
私の予想なんだけど、上手く表現出来ないけど、趣味みたいな感覚なんじゃないかなって」
岸
「なんで?」
月島
「結構趣味ってはまっちゃうじゃん?恋もそうじゃん。趣味って私たちを好きでいてくれる事もそうじゃん??
趣味の為に全力を尽くしたり、息抜きになったり、現実逃避になるじゃん。
恋もそうなんじゃないかなって。一生懸命になったり、嫌なことあっても忘れられたり、ずっと趣味のことをやっときたいみたいにずっと隣にいたいみたいな?
まぁ、ちょっと違うのは黒い感情が趣味には無いとこだよね」
岸
「なるほどねぇ」
神宮寺
「あなたちゃんって独創的だよね」
永瀬
「自分自身の世界っていうか、常識っていうより自分の感覚で世界のこと見てるよな」
月島
「岸は?」
岸
「うーん、恋はねぇ…
チョコレート?かなぁ」
月島
「えぇ!なんで??」
岸
「チョコレートって苦かったり甘かったりするし、ケーキにもなったりさらに美味しくなってくとこが好きな人の為に頑張る人みたいだし。
それに、チョコって食べ過ぎると色々ダメになっちゃうじゃん?恋も恋し過ぎると自分自身を見失いかけたり無理しすぎたりそういうとこが似てるなって。
暑すぎると溶けたり、寒すぎると凍ったり、そういうのが難しいのも恋と似てるなぁ。」
月島
「なるほどねぇ、、、。」
岩橋
「岸くんも負けじといいこと言うねぇ」
平野
「チョコレート?ってなったけど、言われてみればって感じするよね」
髙橋
「岸くんもあなたちゃんみたいに常識っていうより自分自身の世界観で生きてるよね」
月島
「すごいね、岸」
岸
「ありがと」
月島
「なんだか、また遠くなっちゃったね」
岸
「え?」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。