第16話

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2020/09/13 03:55
友達の恋を応援する。









そうは決めたもののさすがに2人きりは気まずい








「あなたはどこ行きたい?」






『え、うんと、こことか、?』







そういって私がさしたのはコーヒーカップ。









理由は簡単








怖くないしそんな話す必要もないだろうと思ったから








「んじゃいくか」









そういってさりげなく手を繋いでくる










このまま繋いでいていいものなのか?









これはまた思わせぶりに、なるのか、?









結局結論は出ないままコーヒーカップに乗り込んだ。









スタッフ 「それでは良い旅を!」







心の中で旅って言ってもねぇ?と1人で突っ込む









「お、久しぶりだなコーヒーカップ」









サラッと回してくれる。







紳士的なのだろう。







『あ、ありがと』






それでもやはり上手く対応ができない








脳では分かっていても身体が拒否するのだ。












「いいえ ニコッ」









そんな対応でも笑顔で接してくれる黒尾に少し心を開いた。














「次どこ行くかー」









『黒尾の好きなとこで、いいよ』






「んじゃ飯食いに行く?」









言われてみれば色々回って結構時間が経っていた









『う、うん!』








遊園地についているレストランに入る










暇だなと思いスマホを開くとすごい量のLINE






ー遊園地組(6)







夜久衛輔
夜久衛輔
あなた大丈夫かー!
伊藤絵里
伊藤絵里
ご飯食べたー?
早川美紀
早川美紀
熱中症なってない?






どこまで心配性なの?









すると目の前に座る黒尾が笑っていた









『ど、うした?』







「ん?いやLINEだよ。愛されてんな笑」






『あはは。心配性すぎるよ』








(なまえ)
あなた
大丈夫。今食べるとこ。なってない。








心配性な3人にそう返しておいた。

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