撮影の間健人君と私の2人の楽屋
健人君は前でお菓子食べてます
「美味し?」
健人「うん」
「なんかリスみたい」
健人「んふw
あ、そう言えばさ、なんで後輩嫌いなの?」
「ぶふっ!
い、今!?」
健人君のいきなりのド直球質問
結構ビビるんだよね。
健人「今!
ね、なんで?」
「いや、そんなこと言われても…」
健人「何ー?」
「…私は…別に後輩とかいいもん」
健人「もしかしてさ、デビュー同時のことと関係してる?」
「それはしてないよ!
あの時にいたJr.の子達には本当にお世話になったし
今でも感謝してるよ
けどね、なんか、今いるJr.の子達は…なんだろ…ダメなんだよね」
健人「じゃあ、同年代の人達は平気なんだ」
「そう
SixTONESとか、Snow Manとかはほんとに平気なんだよね。」
健人「やっぱり同じ時間を共にした仲間だもんな」
「そうなんだよね笑
今の子達は私の過去なんて知らないじゃん」
健人「まぁ…」
「そこだよね。やっぱ」
健人「でもさ、その過去を知らないからこそ慕ってくれてるわけじゃん?」
「知ってる?
人はいつでも人を裏切るんだよ。
私はそれを何回も体験した。
後輩に慕われてるからってそれに合わせなきゃいけないの?」
健人「そうじゃないけど
少しは後輩との関係持ってみたら?って言いたいの」
「そんなこと健人君に関係ある?笑」
健人「無いかも知れないけど」
「じゃあ口出さないで。
私はみんなと違う。」
健人「…そっか
ごめんな」
「いや…」
ガチャ
勝利「あ、健人君呼ばれたよー」
健人「あ、うん…」
バタン
「…」
勝利「…ケンカ?」
「ううん…
なんでもない」
勝利「そっか。
あ、チョコ発見〜」
「…」
悪言い方しちゃったかな…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。