第5話

第5話
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2024/11/16 12:41 更新
日本
日本
これですらいむさんとお話出来ます!
アメリカ
…おう…そうだな…
いやぁ、よかったよかった…すらいむさんと会話が出来ないのは不便だと思ってましたからね!
すらいむ
きゅきゅっ!
韓国
「うれしいっ!」
韓国
…ねぇこれもしかして僕ずっと翻訳するの?
日本
日本
当たり前じゃないですか!!
韓国
…チッ……
いやぁ、あからさまに嫌そうですが翻訳可能なのは韓国さんだけですし仕方ないですよね!うんうん!
アメリカ
とりあえず、だ…
アメリカ
聞けそうな事色々聞いてみよーぜ?
アメリカ
なあすらいむ、スライムって、俺らの言葉は分かるのか?
すらいむ
きゅきゅ、きゅきゅ…きゅきゅーきゅっ
韓国
「普通のスライムは出来ないんだけど、何故か僕は出来るみたい…」
日本
日本
普通は出来ないのですか…うーん、何故すらいむさんは出来るんでしょうね
すらいむ
きゅっ
韓国
「わかんないっ」
韓国さんが思い切り嫌そうな顔して口調真似てるの面白いですねぇ…別に言ってることさえ分かればいいんだからわざわざ真似しないでも…

まあ可愛いし面白いし、黙っときますかね!
日本
日本
……じゃあ、すらいむさんは、どうして私たちを助けてくれるんですか?
すらいむ
…っきゅ…
アメリカ
そう言えば確かに…
アメリカ
なんかめっちゃ助けてくれるよな
韓国
そーなの?すらいむくん
すらいむ
…きゅーきゅ。きゅきゅ。
韓国
…っえ、
すらいむ
…きゅきゅきゅ、きゅ…っ!
韓国
……っ…
日本
日本
…?どうしたんですか
韓国
2人とも1回静かにしてて。
アメリカ
はっ?
韓国
今から僕がすらいむくんの話を聞いて、要約して伝えるから。
韓国
黙っててね
日本
日本
……わかりました。
アメリカ
…まあJapanがいいなら……
どこか真剣な顔で語るすらいむさんとそれを静かに聞いている韓国さんを見ながら、私とアメリカさんはとにかく音を立てないよう静かにしていた。

なんだか、とても大切な話をしているように見えたから。
すらいむ
…きゅ。
韓国
…ん、わかった。伝えるね
どうやら話が終わったらしい。韓国さんがこちらに向き直った。
韓国
出来る限り短くするけど分かりにくかったらごめんね
アメリカ
…なあ、一体何についての話なんだ?
韓国
すらいむくんの過去について
日本
日本
…過去…
韓国
…すらいむくんには、沢山の家族がいた…









スライムは大抵群れになって生活する。
想像しやすく言えば…何十匹ものスライム達が、獲物を探すため色々な場所を転々と移動したりしつつ生活してるって感じかな?

そして、僕もある1つの群れの一員だった。

父や母、姉に兄に妹に弟。僕には沢山の家族がいた。僕の群れはみんな仲が良く、いつも幸せに暮らしていた。

でも、ある日突然現れたんだ…

???
うわっ、なんだか変なのが沢山いるな…
???
これがあいつの言うスライムか?
すらいむ
…きゅ?(だぁれ?)
その男は、僕を見つけた瞬間ににやりとわらったんだ。
???
…お前ら、いい経験値?とやらになるらしいじゃないか…
???
…俺が全員、殺ってやるよ
スライム
…っっきゅっ!!!(…っ逃げて!!)
男が手に持っていた鎌を振り上げる。
母のスライムの声を聞いても、体が動かないほど怖かった。

でも、次の瞬間には体に強い衝撃を受けて宙を舞っていた。
スライム
きゅうう"っ!(うおおお"っ!)
すらいむ
き、きゅ…っ(父さん…っ!?)
1、2秒ほど飛ばされている間に理解した。

ああ、父さんが僕を突き飛ばして、助けてくれたんだ。
???
は、んだこいつ…邪魔だな、どうせ全員…
???
殺るってのに!
そう言いながら男は剣を降った。真っ直ぐ、真っ直ぐ。

次の瞬間青い飛沫が上がった。
血だ。スライムの。
すらいむ
…っ…き、、、(っ…あ…や、だ…)
スライム
……っっ…きゅ!!(あんただけでも逃げなさい!)
父さんの死を悲しむ暇なんてなかった。
僕は母さんの言葉に我を取り返した。
???
ははっ…!
すらいむ
き、きゅ…(逃げるなんて…それより皆が…っ)
そうやって話している間にも他のスライム達に剣を振るっていく男。こちらには気づいていないが、きっと時間の問題だろう。
スライム
きゅ…きゅ、きゅぅ…きゅ。(いいえ。貴方は逃げなくてはならない…私が此処を食い止めてみせるから。)
母さんは笑顔でそう言った。
無理に決まっている。あんなのに、適うわけが無い…立ち向かったってすぐに殺されて終わりだ。
スライム
…きゅ。きゅ!(何してるの?早く逃げなさい!)
すらいむ
………っ、きゅ、きゅきゅっ(…っ…ごめんなさい、っ)
僕は、逃げた。

母さんに背を向け走った。

男の声も仲間の叫び声も全部全部無視して…


最低だ。そうやって逃げて、にげてにげて……


暫くしたら、森の奥…神殿の跡地にまで来てしまってた。

そこで、祈って祈って祈った。


「どうか…どうか、僕にも力を…味方を…」


「復讐のチャンスを…」

そしたらどこからか声が聞こえてきた。


「その願いを聞き入れよう。別の世界から勇者一行を呼ぶ。そやつらを手助けすれば、そなたの復讐は上手くいくであろう…」

って。





韓国
それで、また森を彷徨っていたら2人を見つけた…って感じ。
すらいむ
きゅ、
日本
日本
……そんな、
アメリカ
その男…顔は覚えてねえのか?
すらいむ
……
ふるふる、と首…?顔?を振るすらいむさん。

どこか悲しそうな、でもなにかに満ち溢れているような…何も読み取れない表情をしていた。
すらいむ
…き、きゅ…きゅきゅ、きゅ!
韓国
…ふふっ…そんなこと伝えなくてもいいと思うけどな
韓国
「僕の為に、彼奴と戦ってくれないか?」だって。
日本
日本
…そんなの当たり前じゃないですか…!
アメリカ
おう…任せろ!
にこり、安心させようと笑ってみせる。

こんなに可愛い子を虐めたその男とやらには色々と責任を取ってもらわないといけなさそうだ。
すらいむ
…!きゅっ…!
…聞かなくてもわかった。




「ありがとう」



って。きっとアメリカさんも分かったんだろう。
にかっといつも通りに笑って、すらいむさんの頭を撫でた。
アメリカ
安心して任せとけ、すらいむ!
日本
日本
そうですよ、アメリカさんも韓国さんも私もいますからね!
韓国
…まって、さりげなく僕含んでない?それ
日本
日本
え…来ないんですか?
すらいむ
…きゅ…?
あざとく目をうるうるとさせながら韓国さんを見るすらいむさん。もしかして、隠れ小悪魔系ですかね?
韓国
……わかったよ…
すらいむ
きゅ!
アメリカ
っし、決まりだな!
アメリカ
その男をぶっ飛ばして元の世界に帰る!
日本
日本
はい!頑張りましょう!
韓国
…ま、頑張ってあげるよ…
すらいむ
きゅ…っきゅ!
洞窟の暗がりの中でも輝いて見えるような笑顔を見せながら、にっこりとすらいむさんも返事をした。



…これから、忙しくなりそうだけど…頑張りますか!

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