第12話

あはは、うふふ、そして狂気の微笑み
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2025/12/01 13:23 更新

永遠 の薬の“目覚め”から数日後。
あなたは以前よりも明るく、感情が際立つようになっていた。

Fukaseはそれを見守りながら、少しだけ複雑な表情を見せる。


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◆ あはは・うふふ・あはは —— 初めて見せる“本当の笑顔”

館のリビングで、さおりが紅茶をいれると、
あなたは香りにふわりと微笑んだ。

「いい匂い……うふふ。
なんかしあわせ〜……あはは。」

元気になったあなたを見て、メンバーは安心する。

しかし、その笑い方はどこか“不思議”だった。
以前よりも天真爛漫で、少しだけ壊れた風。

大森元貴が小声でつぶやく。

「……可愛いけど、ちょっと危ないなぁ。
でも、それがあなたちゃんらしいか。」

若井滉斗も頷く。

「永遠の薬って、人の感情も変えるって噂あるしね。」

藤澤涼架は優しく微笑んだ。

「けど、幸せそうだから……いいんじゃない?」

あなたはテーブルの上で指をくるくる回しながら笑っていた。

「あはは、うふふ……あははっ。」

どこか、壊れたオルゴールみたいに。


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◆ 時々“狂っちゃう”あなた

夜になると、それは突然やってくる。

胸が熱くなり、息が上ずり、
視界がふらふら揺れる。

あなたは廊下を歩きながら独り言をつぶやく。

「ねぇ、ねぇ……あはは……
夜って、みんな変になるよね。
うふふ……あは……」

その声を聞きつけたFukaseが急いで駆け寄る。

「あなた、また来たの?痛い?苦しい?」

あなたはふり返り、にっこり笑った。

その笑顔は可愛いのに、
どこか壊れたガラスみたいに危うい。

「ふふ……なんかね、心がふわふわするの……
あは……変だよね?」

Fukaseは抱きしめて、あなたの後頭部に手を添える。

「変じゃない。
君は永遠の薬に“馴染んでる”だけだよ。」

「……ほんと?」

「ほんと。
君が狂うなら、俺が全部受け止める。」

「うふふ……なら、いいや。」
あなたはFukaseの胸に顔をうずめた。


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◆ Fukaseの優しさが爆発する瞬間

あなたの発作のような“狂気”の波が来るたび、
Fukaseは必ずそばで支える。

背中をさすって、
手を握って、
ただ黙って見守る。

時には夜明けまでずっと一緒に。

DJ LOVEがそっと毛布を持ってきて、
なかじんが温かいハーブティーを作り、
さおりが歌を歌って落ち着かせる。

MGAの三人も横で静かに支えてくれる。

あなたは震えながら笑う。

「あは……うふふ……みんな優しい……。
こんなの、幸せすぎて壊れちゃう……」

Fukaseはあなたの頬を撫でながら、
優しい声で囁く。

「壊れていいよ。
君が壊れるなら、俺がぜんぶ拾って抱きしめる。」

あなたは少し涙を浮かべて笑う。

「あは……あはは……
じゃあ、壊れても迷わないね。」


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◆ “狂気”の先にある、静かな朝

狂気の波が過ぎた翌朝、あなたは穏やかな笑顔で目を覚ます。

「……ねぇFukase。
わたし、昨日変だった?」

「少しだけね。
でも、君は君だよ。
あははも、うふふも、狂っちゃうのも……全部。」

あなたはFukaseのシャツを掴んで照れ笑いする。

「じゃあ……これからも一緒にいてね。
あは……うふふ……あはは。」

Fukaseは微笑んで、あなたのおでこにキスを落とした。

「永遠にね。」

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