永遠 の薬の“目覚め”から数日後。
あなたは以前よりも明るく、感情が際立つようになっていた。
Fukaseはそれを見守りながら、少しだけ複雑な表情を見せる。
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◆ あはは・うふふ・あはは —— 初めて見せる“本当の笑顔”
館のリビングで、さおりが紅茶をいれると、
あなたは香りにふわりと微笑んだ。
「いい匂い……うふふ。
なんかしあわせ〜……あはは。」
元気になったあなたを見て、メンバーは安心する。
しかし、その笑い方はどこか“不思議”だった。
以前よりも天真爛漫で、少しだけ壊れた風。
大森元貴が小声でつぶやく。
「……可愛いけど、ちょっと危ないなぁ。
でも、それがあなたちゃんらしいか。」
若井滉斗も頷く。
「永遠の薬って、人の感情も変えるって噂あるしね。」
藤澤涼架は優しく微笑んだ。
「けど、幸せそうだから……いいんじゃない?」
あなたはテーブルの上で指をくるくる回しながら笑っていた。
「あはは、うふふ……あははっ。」
どこか、壊れたオルゴールみたいに。
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◆ 時々“狂っちゃう”あなた
夜になると、それは突然やってくる。
胸が熱くなり、息が上ずり、
視界がふらふら揺れる。
あなたは廊下を歩きながら独り言をつぶやく。
「ねぇ、ねぇ……あはは……
夜って、みんな変になるよね。
うふふ……あは……」
その声を聞きつけたFukaseが急いで駆け寄る。
「あなた、また来たの?痛い?苦しい?」
あなたはふり返り、にっこり笑った。
その笑顔は可愛いのに、
どこか壊れたガラスみたいに危うい。
「ふふ……なんかね、心がふわふわするの……
あは……変だよね?」
Fukaseは抱きしめて、あなたの後頭部に手を添える。
「変じゃない。
君は永遠の薬に“馴染んでる”だけだよ。」
「……ほんと?」
「ほんと。
君が狂うなら、俺が全部受け止める。」
「うふふ……なら、いいや。」
あなたはFukaseの胸に顔をうずめた。
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◆ Fukaseの優しさが爆発する瞬間
あなたの発作のような“狂気”の波が来るたび、
Fukaseは必ずそばで支える。
背中をさすって、
手を握って、
ただ黙って見守る。
時には夜明けまでずっと一緒に。
DJ LOVEがそっと毛布を持ってきて、
なかじんが温かいハーブティーを作り、
さおりが歌を歌って落ち着かせる。
MGAの三人も横で静かに支えてくれる。
あなたは震えながら笑う。
「あは……うふふ……みんな優しい……。
こんなの、幸せすぎて壊れちゃう……」
Fukaseはあなたの頬を撫でながら、
優しい声で囁く。
「壊れていいよ。
君が壊れるなら、俺がぜんぶ拾って抱きしめる。」
あなたは少し涙を浮かべて笑う。
「あは……あはは……
じゃあ、壊れても迷わないね。」
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◆ “狂気”の先にある、静かな朝
狂気の波が過ぎた翌朝、あなたは穏やかな笑顔で目を覚ます。
「……ねぇFukase。
わたし、昨日変だった?」
「少しだけね。
でも、君は君だよ。
あははも、うふふも、狂っちゃうのも……全部。」
あなたはFukaseのシャツを掴んで照れ笑いする。
「じゃあ……これからも一緒にいてね。
あは……うふふ……あはは。」
Fukaseは微笑んで、あなたのおでこにキスを落とした。
「永遠にね。」












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。