体育終わり、身なりを整える女の子達が続々と化粧室に行く中、彼女も私を連れていこうとする。
なにされんだろう
気になる
好奇心でホイホイついて行ってしまった
まあいいか。
前髪を整えながら話しかけてくる
ティントを塗り直しながら答えれば満足そうに答える彼女。
…
鼻につく。
いちいち鼻につくな
二年間クラス一緒なのに、今初めて話しかけてきたぞ
なんで喧嘩腰なんだよ
…よく見てんな
クソ
無視しやがった
そういえばあなた不機嫌そう、だけど
見抜かれてる?
なんでこいつテサンくんがいる前で言うの?
別にいいじゃん
全員好きなんじゃなくて
気になってる、の。
まだどんな人が知っていく段階なのに。
何も答えられずいると救世主かのようイハンくんが顔を出してきた。
無理、惚れる。
てかテサンくんはなにしてんの、俯いて気まずそうにするだけで。
そう微笑む彼の顔も、声も。
全てが今の私にとって救いになるようで
やはり私は今日も君が気になるみたい。

















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!