hn side
やってしまった...
城を出て5分くらい歩いたところでしゃがみながら頭を抱える。
リノの発言に衝撃を受けたとはいえ、感情のままに外に出てくるなんて...
あぁ、これからどうしよう。
そりゃあまずはリノに謝るべきだけどさ...
服をはたきながら立ち上がり、とぼとぼと歩き始める。
『...俺の刀だから、万が一何かがあった時壊れて欲しくないんだよ』
『ジソンは...俺の刀である前に、一族の刀だから』
リノと出会ってから、ずっとお互いを大切にして生きてこれたと思っていた。
若くして国を収めて、時に戦いを生き延びて。
その時はずっと僕がそばにいた。
でも、僕の“大切”とリノの“大切”は違ったのかな...
なんてことを思っていると、また涙が出てきてしまう。
袖をぐっと目頭に押し付けて鼻をすする。
もう一度前を見た時には、思いがけない光景があった。
bc side
地域の中をひと通り見てみたが、現状はこの前行った村と同じらしい。
カエルの死骸も多く確認されている。
余談だが、ヒョンジンの家でも死骸が落ちていたことがあったのだとか。
しかも、枯れる範囲は着々と広がっているのだそう。
もともと動物の糞っていうのは、逆に肥料になるもんだしね...
広範囲で起こる、原因不明の緊急事態。
そう考えるだけで目の前に落ちているだけの枯葉が、身長をも上回る巨大な黒い何かのように思われる。
人間には干渉できない、大きな敵。
...
地域の人たちに礼を言い、馬車に乗り込む。
いつの間にか空は橙色になっていた。
時の流れを感じさせる空を眺めて、疲れよりも焦りが先に湧き上がる。
チャンビニが大きく伸びをする。それを見ていると自分も疲れが溜まっていたなと思い出した。
これからは当分困難に見舞われそうだ。
よく分からない自然現象もだし、スンミナとハニもどうにかしなきゃならない。
どうか何とかなりますように...
そう願いながら、揺れる馬車の中で目を閉じた。
昨日テレビを見てたら
たまたま朝鮮半島の歴史についての番組やってたんですけど、
百済くらいの時期に、ソウル辺りで本当に鍛刀が盛んだったらしいですね...!
(無知で申し訳ない😇)
めっちゃ偶然だしタイミングも良すぎて声でました笑
それから友募もしてるので是非😎





















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。