第19話

Ⅱ-18
206
2026/02/26 01:47 更新


hn side








やってしまった...




城を出て5分くらい歩いたところでしゃがみながら頭を抱える。
リノの発言に衝撃を受けたとはいえ、感情のままに外に出てくるなんて...


あぁ、これからどうしよう。
そりゃあまずはリノに謝るべきだけどさ...

韓智城
韓智城
...見せる顔がないよ
服をはたきながら立ち上がり、とぼとぼと歩き始める。











『...俺の刀だから、万が一何かがあった時壊れて欲しくないんだよ』

『ジソンは...俺の刀である前に、一族の刀だから』




リノと出会ってから、ずっとお互いを大切にして生きてこれたと思っていた。

若くして国を収めて、時に戦いを生き延びて。
その時はずっと僕がそばにいた。


でも、僕の“大切”とリノの“大切”は違ったのかな...



なんてことを思っていると、また涙が出てきてしまう。

袖をぐっと目頭に押し付けて鼻をすする。

もう一度前を見た時には、思いがけない光景があった。





韓智城
韓智城
.....スンミナ
 
金昇玟
金昇玟
あれ、ハナ



























































bc side



地域の中をひと通り見てみたが、現状はこの前行った村と同じらしい。

カエルの死骸も多く確認されている。
余談だが、ヒョンジンの家でも死骸が落ちていたことがあったのだとか。
...
ここには花を植えていたのですが、数ヶ月前に全て枯れてしまって...

別の花に植え替えてみたのですが、それも全く育たずに枯れてしまうんです

しかも、枯れる範囲は着々と広がっているのだそう。


徐彰彬
徐彰彬
これは...かなりの緊急事態だな
梁精寅
梁精寅
何か猛獣が関係してるってことじゃないよね?
方燦
方燦
たしかに熊とか鹿は植物を狙って山からおりてくるけど...
李旻浩
李旻浩
枯らしたり、土ごとダメにするのは聞いた事ないな
もともと動物の糞っていうのは、逆に肥料になるもんだしね...





広範囲で起こる、原因不明の緊急事態。
李龍馥
李龍馥
信じたくないけど、こうなったらもう魔術としか考えられないよ
方燦
方燦
本当にそうだね... 自然の原理じゃ説明できない

そう考えるだけで目の前に落ちているだけの枯葉が、身長をも上回る巨大な黒い何かのように思われる。




人間には干渉できない、大きな敵。
黄鉉辰
黄鉉辰
なんか、怖くなってきた




















...




地域の人たちに礼を言い、馬車に乗り込む。
いつの間にか空は橙色になっていた。


時の流れを感じさせる空を眺めて、疲れよりも焦りが先に湧き上がる。
方燦
方燦
あと俺らにできることは、文献を調べることだね。
リノ、たしか城の地下に図書室があるって言ってたよね
李旻浩
李旻浩
うん、先人の知恵は全部そこに保管されてる。たしかに、そこなら何か情報が手に入りそう
徐彰彬
徐彰彬
そうとなったら明日から始めないとな
方燦
方燦
一応、各々の仕事はしつつね...
徐彰彬
徐彰彬
そうだ、明日からまた新人の特練が入ってるわ...

チャンビニが大きく伸びをする。それを見ていると自分も疲れが溜まっていたなと思い出した。


これからは当分困難に見舞われそうだ。
よく分からない自然現象もだし、スンミナとハニもどうにかしなきゃならない。



どうか何とかなりますように...





そう願いながら、揺れる馬車の中で目を閉じた。



































昨日テレビを見てたら
たまたま朝鮮半島の歴史についての番組やってたんですけど、

百済くだらくらいの時期に、ソウル辺りで本当に鍛刀が盛んだったらしいですね...!
(無知で申し訳ない😇)




めっちゃ偶然だしタイミングも良すぎて声でました笑




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