朝、教室に入るなり早速コンサートまで後今日含めて練習ができるのが2日しかないため、
今日と明日どうするか美空と話していると、
明るい声で美奈が入ってきた。
昨日のことが引っかかるのか美空が美奈がそんなことを尋ねる。
いえいえ、そんなこと1回も思ったことございません。
私は首を横にブンブン振る。
あぁ、2人共圧がすごいよ。
怖いよ。
いや、あんたには昨日説明したでしょうが。
と、1人でツッコミをかましていく。
3人は何を話しているんだろう。
なんかその会話大事な言葉がなくない?
私、理解できないんだけど...
気づく、私が?
何に?
ボロ?
やばい、1人だけ話についていけない!!
え!?鈍感?
私が?
私、結構いろんなことに気づくと思うんだけどな。
えぇ~、なんの話してたのか聞こうとしてたのに~
なんか、これ前見たよ。
やっぱ、海斗もそう思うんだ。
茶番は終わり、SHRが始まった。
先生が何かずっと言ってるんだけど、なんの話してるんだろ。
話聞いてなかったからな~。
騒がしく始まった1日は意外といつも通りで、
ただいま、授業中です。
そして、もちろん私は授業に集中しているわけではなく、
ノートに落書きをしております☆
やっぱ、息抜きって大切だからね。
えっ!?当てられた!?
話聞いてなかったのに?
ま、まさか先生私が話を聞いていないことが分かったな!!
落ち着け、よく黒板を見るんだ月菜。
この式を今脳内で解けばいける!!
ば、バレてる!?
先生、笑顔が怖いよ...
キーコーンカーコーン
この3人でいると話が止まらなくなるなぁ。
てか、よく私たちネタ尽きないよな。
先生その笑顔怖い...
あれ、これさっきも思わなかった?
ねぇ、2人共~!!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。