京本大我side
よし、公園着いたぞ〜
相変わらず綺麗だなここ
あ、北斗先輩いた
北 「きょーもーたーん!!」
京 「あっちょ…こんな人多いところで抱きついてこないでください!!」
北 「人少ないとこでしよっか♪」
京 「そういう事じゃなくて…」
北 「イルミネーション見に行こっか」
俺の誕生日のことに触れてないんだけど?
北 「綺麗だね〜きょもたんには敵わないけど」
京 「北斗先輩の方が綺麗じゃないですか」
北 「は!?今なんて言った!?」
京 「何も?」
北 「そっか〜、俺の方が綺麗か〜」
京 「聞こえてたんですか」
北 「俺耳はいい方だから!」
京 「今日の先輩かっこいいですね」
北 「え?なんて言った?」
京 「耳良いんですよね?これぐらいは聞こえるんじゃないですか?」
北 「ごめん…聞こえなかった!もう1回!」
京 「今日の先輩かっこいいな〜って」
北 「え!!ほんと!?嬉しすぎる!!」
京 「前、きょもも俺に甘えて欲しいって言ってましたよね」
北 「甘えてくれるの…?」
京 「それはやめときます」
北 「も〜なんなの〜俺の事大好きなくせに」
北 「きょも、きて」
京 「は、はい」
北 「きょも、お誕生日おめでとう!!
プレゼント、これ」
京 「え!覚えてくれてたんですか!」
北 「当たり前だよ、開けてみて」
京 「えっ…指輪、」
北 「ほら見て!俺とおそろい♪」
これって告白来るやつ…?
北 「もう夜遅いし、イルミ見たから帰ろっか」
…このタイミングで告白来ないことある!?
北 「きょも?顔赤いよ?もしかして照れてる?笑」
京 「あっ…!ごめんなさいっ!誕生日プレゼント、ありがとうございます!大切にします!
で…帰るんでしたっけ?」
北 「うん、もう帰ろ」
京 「最後にしたいことがあるんですけどいいですか?、」
北 「お、いいけど」
こんなデート二度とないかもしれないんだから、
やっとかないと!
べ、別に北斗先輩のことが好きとかじゃないよ!?
京 「手貸してください」
北 「え、」
うわ、北斗先輩引いちゃったかな?
付き合ってもない人と手繋ぐなんて…!
北 「これがしたかったの?笑かわいいね笑」
京 「もうこんなこと二度とないかもだから…!
いやだったら離してください、」
北 「いやじゃないよ、絶対離さない
きょもの手暖かくて好き〜♪
後、二度とない事ないからね、また来ようね」
京 「…はい!お、おれ、!」
北 「どうしたの?」
京 「先輩のこと…す、好き…かも、です」
北 「え、!?俺のこと好き!?ほんと!?」
京 「唯一、俺の誕生日覚えてくれてたし…
誕生日プレゼントに指輪なんて…」
北 「俺やっぱ話したいことある!」
京 「は、はい…」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!