その後、荷物を運び、黒尾さんと水瀬くんは帰った。
そして、私は新しい部屋にいる。
右側にベッド、窓側に机があって、棚がまぁまぁある。
リビングと同じで白だけれども、
部屋は淡い水色とかもあって空みたいなかんじ。
ある程度は荷物を片付けをした。
この生活がどうなるか。
ーガチャ
私の部屋が開いた音がして、
足音が響いてくる。
振り返ろうとしたら、
そう言われ、抱きつかれた。
国見くんって、こんなに人懐っこいかんじだったっけ?
いかにも、無気力ってかんじで。
だけど、試合とか終盤になると本気を出して、強くて。
高校時代はくん付してたけど、
大人になって同級生にくん付って変かなって思って。
国見くんは、違う学校だったから別だけど。
なんか、めっちゃ恥ずかしい。
下の名前はハードルが高い。
家だと甘えたなのでしょうか?
私はどう対応するのが正しいと思いますか?
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。