この季節のせいか、雲が邪魔するせいか、そんな事はどうでもいいのだが太陽が緩く照りつける中私は目的地に着く。
街中らしき場所に入ると直ぐに人混みが目に入る。
ええっと、転学……?って事になるんだったかな。
まあとりあえず転居する予定のアパートに行こっかな、
まあいいか……住めるなら正直どこでも良かったし、というか多分これに関しては私が下見しなかったからだなあ……。
ドンッ──、
あいたた、
……フードって深く被るとこんなに顔見えないもんだっけ、
そんなことを考えていたせいか自然とぶつかってしまった人の頭部をまじまじと見詰めてしまっていた。
弁明しようとする前にぶつかってしまった人はもうフードを外していた。
隠されていた頭部は顕になり、私が見えた姿は
銀髪で慌てた表情をしている可愛い女の子だった。
至って普通……一部を除いて至って普通の女の子だった。
案外マトモな人もいるもんなんだな、なんて。
でも…………ちらりと前髪の間から見える結核のような水色で半透明のものはなんだろう……
嵌め込まれているような気がする……
彼女は何かを思い出したと思えば顔の色を変えてまた、更に焦る。
今度奢るって言いながら走り去っていった……
嵐のような人だったなあ、なんて呆然と考えていた。
走り去っていく彼女を見ていると何故か目の前には氷で出来た文字が浮き上がってくる。
【 WELCOME TO THE CRAZY TOWN 】
そんな文字を見て、驚きもせず、ただただ、
私は達成感のようなものを感じていた。
TANKS FOR WATCHING ‼️‼️
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!