第77話

続々登場
666
2021/07/28 09:15


あなた「わ〜、懐かしい……というかネット低いねー」



当時の私たちには十分高かったのに…本当に、懐かしい。





黒尾「確かこの支柱伸ばせるやつだろ??」


研磨「うん、ここを回せば……」






黒尾「……ぃよしっ!こんなもんだろ、やるか!バレー!」



おぉ……ほんとに高くなった。





あなた「私研磨のトスでスパイク打ちたいっ」


研磨「……うん、いいよ。じゃ、いくよ?」






あなた「お願いします!」




トンッっと、静かにボールが上がる。
研磨のトスだ。




タタっ ___ __バン!!!





あなた「〜~っっ!!やっぱいいね、バレー…は??_____どうしたの?」


研磨「……あなた、ユースとかから声かかってないの??」


黒尾「こりゃー、さっきあの変人コンビ見たのに……俺らの周り超人ばっかだなぁ……」






ヤル気がなくなったように肩を落とす研磨はその態度とは反対に、目が生き生きしていた。






あなた「クロ、スパイク打ってよ私ブロックする、勝負しよ!」


黒尾「お、いいぞ〜!ぶち抜いてやらあ!…」





研磨「あなたは……変わったけど変わってないね」


あなた「??」


研磨(バレーになるとすごい食いつく所とか、全然変わってない。バレー愛がなだれ出てる所も…


なんか、安心した。)









黒尾「よしっ!じゃあ打つぞー」


あなた「うん……!」




集中。

_____今のクロは初見だ…観て…み__










??「!!っねーあれ!!バレーのネットじゃんっ!!やろーよ!!」


???「っいやまずバレーボールねぇだろーが!てか先客いんだろっ考えろっ!」








______……何??











研磨「……あれ……さっきのラーメン屋に居た人たちだ……」









……あー、あの人達か……






〜ラーメン屋にて〜





あなた「っ!美味しーね、このラーメン!」


黒尾「だろー ?結構有名だからなぁこの店
……オラ研磨!ラーメン1杯じゃダメだぞ!替え玉か米食え!」


研磨「えぇ……別にっ__」








「おい!及川あ!!それ俺のチャーハンだろっ!!何しれ~ッと食ってんだよッ!」


「っ別にいーじゃん〜そんなケチケチしないの、心は広く!ねっ岩ちゃん!!」


「ッ!!クズ川がっ!!」






……なんかすごいわーぎゃー言ってた人達だ。




しかもその人たち確か……






「やっぱり俺ら行きつけの珍道中ラーメン屋には敵わないね~」


「お前がどうしてもって言うからわざわざ東京来たんだろーが」


「まぁまぁ岩泉、いーじゃん、帰りの新幹線とこのラーメン代、及川が払うんだから」


「ぇぇえ!!聞いてないよッ!?」


「「「ごちでーす。」」」


「ちょちょっ!!……ラーメン代はともかく、新幹線は無理だからね!?ここから宮城までのを4人分とか無理だからね!?」






-----------------------------








……そう、研磨とかクロがさっきまで居た宮城の人っぽいんだよね。







??「すいませーーん!!」





……えぇ…結局来るんだ……いいとこだったのに……





1番うるさそうな人が、満面の笑みで河川敷に降りてくる。







黒尾「……なんでしょーかぁ??」




プリ小説オーディオドラマ