俺はあいつが本当は弱いんじゃないかと思ってる。
俺は患者の寝ているかのチェックに毎日定期的に全階フロアをまわらないといけなかった。
毎晩あいつの部屋を見に行くと、やたらとネガティブな発言ばかりをしていた。
たまに 泣いている時もあった……
でも朝には____
いつも無傷みたいに俺と接してるあいつはきっと
「無理」してる。
俺にはあいつを助けてやれない 初日の診察の時にそうやってわかってしまった。
調べてみると、蘭の能力を使いすぎると記憶喪失に1年程度でなるとかいてあった。
俺の知っている蘭が知らない蘭に変わるのが少し怖い。
本人のほうがいったらびっくりするのかもしれねぇな……
なら、言わない方があいつも__________
『 幸せ』だよな?
あともう一つ、あいつには言えていないことがある。
俺は蘭のことが好きだと言うことだった。
けど、もうそれも言わねぇ。 あいつには最後まで幸せでいて欲しいからな…
あの柔らかい指と優しい顔をみていると、
ゆきみたいに儚くみえる
そう、いつか消えてしまう 雪の結晶みたいな_______
𝕋𝕠 𝕓𝕖 𝕔𝕠𝕟𝕥𝕚𝕟𝕦𝕖𝕕︎︎𓂃⟡.·











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。