第13話

第十三話 体調不良
560
2022/12/02 11:40
ーーーーー朝
「おはよう、はい、朝ごはん。」
私
ありがとう
私
……
食欲がない…
昨日の夜からの事だけど…
なんだか、頭痛いし気持ち悪い…
「あら、体調悪い?」
私
うーん…まあ、ちょっとね…
「大丈夫?学校休む?」
私
い、いや、大丈夫!大丈夫だから…
私
学校、休むほどじゃないし…
「そう…体調悪くなったら先生に言うなりお友達に言うなりしなさいね?」
私
はーい。
ーーーーー登校前
私
いってきます。
「いってらっしゃい。…そういえば、私、今日仕事遅くなるからね。」
私
何時くらいまで?
「夜の8時半までとかだと思うわ。よろしくね。」
私
はーい。
家を出た。
今日は雲ひとつない快晴。
いつもなら気分がいいのにな…
ーーーーー学校の教室
さとみ
さとみ
ん、おはよ。
私
あ、おはよう。
自分の支度をして、席についた。
私
(なんか…辛いかも…)
お腹が痛い。クラクラする…
さとみ
さとみ
ちょ、顔色わるいけど大丈夫そ?
私
うん…大丈夫だと思うな
さとみ
さとみ
あんまり辛かったら言って。
ーーーーー1時間目はなんとか耐え抜いた
ーーーーー2時間目もなんとか…
ーーーーー3時間目
「今日はグループでこの課題考えてもらう。グループ表を前にはるから、それを見て動きなさい。」
私
(私は…なーくんとジェルくんと同じグループか…)
机を移動して、グループ体型を作った。
「では、はじめ!」
ななもり。
ななもり。
じゃあ俺からね。
ななもり。
ななもり。
ここはこうだからーーーーー
ななもり。
ななもり。
ーーーーーでなると思う。
ななもり。
ななもり。
どうかな?
ジェル
ジェル
あ、俺も。なーくんとほぼ同じだけど、ここが違ってーーーーー
ジェル
ジェル
ーーーーーだと思う。
ジェル
ジェル
君は?
私
あー…わ、私は…
なんか、頭が回転しない…
ななもり。
ななもり。
…!
ななもり。
ななもり。
君、顔色悪くない?
私
へ…?
ジェル
ジェル
あ、たしかに…調子悪い?
私
ちょ、ちょっとだけ…
ななもり。
ななもり。
先生!
「お、どうしたんだ?」
ななもり。
ななもり。
あの、体調が悪いそうなので保健室に連れて行っても大丈夫ですか?
「そうなのか?なら、連れて行ってくれ。」
ジェル
ジェル
あ、俺も行くで。
ななもり。
ななもり。
よし、行こっ。
廊下に出た。
私
…ありがとう。先生に言ってくれて。
ななもり。
ななもり。
そんなこと、全然いいよ。苦しかったりしたらいつでも言っていいからね。
ジェル
ジェル
あんまり自分で抱え込まない方がいいで。
ーーーーー保健室
ジェル
ジェル
失礼します。
ななもり。
ななもり。
失礼します。
「はい、入ってきて」
「どうしたの?」
ジェル
ジェル
体調が悪いらしくて…
「そうなのね。はい、この子は保健室で診察するから、2人は帰ってね。授業中にありがとう。」
ななもり。
ななもり。
失礼しました。
ジェル
ジェル
失礼しました。
「どんな感じかな?」
私
頭が痛かったり…お腹痛いです。
あと、たまにクラクラします…
「そう…熱測るね。」
ーーーーー
ピピピピッピピピピッ
「…36.3。平熱ね。熱はないみたい。」
「でも…一応、辛いなら保健室で休んで行きなさい。」
私
はい…
こうして1時間は、保健室にいた。
ーーーーー3時間目の終わりのチャイムが鳴る
「どう?体調は。」
私
まだ…きついです…
「ちょっと汗が出てるわね…熱測るね。」
ピピピピッピピピピッ
「また平熱…。休んでいくなら寝てもいいからね。」
私
はい。
熱はないはずなのに苦しい…
莉犬
莉犬
失礼します!
莉犬
莉犬
君、大丈夫!?
私
あ…莉犬くん。
ころん
ころん
僕もいるよ。
るぅと
るぅと
それを言うなら僕もです!
ころん
ころん
先生、大丈夫なんですか!?
「熱はないはずなのに、苦しいらしいわ。これからも治らないなら早退も考えていいけど…」
私
で、でも…今日は親が家に帰るのが遅くなるんです…
莉犬
莉犬
えぇー!ならどうするんですか、先生!
るぅと
るぅと
僕たちの家はどうですか?
ころん
ころん
あ、確かに!
私
えぇ…?でもそうしたら迷惑かけるから…
るぅと
るぅと
大丈夫です!今日はなにも予定ないので!
莉犬
莉犬
そうそう!うち、おいでよ(^-^)
こうして、放課後は6人の家でお母さんが仕事から帰るまで過ごさせてもらうことになった。
それまでは保健室にいることになった。
ーーーーー放課後
さとみ
さとみ
やほ、君。
ジェル
ジェル
俺もいるでー!
ななもり。
ななもり。
俺もね?
ななもり。
ななもり。
迎えにきました。
「あ、ななもりくんたち。じゃあ、よろしくね。」
さとみ
さとみ
立てそ?
私
あ、うん…
私
そういえば…あとの3人は?
ジェル
ジェル
あ、あの3人は先に家帰って鍵開けたり看病の準備するとか言ってたで。
私
へぇ…そうなんだ。
ーーーーー歩き始めて数分後
ーーーーー家
カチャリ
私
お邪魔します…
莉犬
莉犬
あ!るぅちゃーん、ころちゃーん、来たよ〜!
ころん
ころん
いらっしゃい( ´ ▽ ` )ノ
るぅと
るぅと
今日はゆっくり休んでいっていいですからね。さあ、こっちへどうぞ。
部屋に連れて行ってくれた。
ななもり。
ななもり。
ここのベッドで楽にしててね。全然寝てくれても大丈夫だから!
さとみ
さとみ
トイレ行きたいとかあったらなんでも言ってな٩(^‿^)۶
私
ん、ありがとう^^
ジェル
ジェル
飲み物ここに置いとくで〜
いろいろ看病してくれて、本当に助かった。
気づかぬ間に、私は眠りに落ちていた。
私
スーッスー(_ _).。o○
ころん
ころん
(え、寝顔かわいすぎ)
莉犬
莉犬
(この顔は…心にずっきゅんされた…)
るぅと
るぅと
(ずっと寝かしてあげてたい…)
ジェル
ジェル
(天使みたいな顔っ…)
さとみ
さとみ
(えっ、めっちゃ可愛い)
ななもり。
ななもり。
(やばい、可愛い。もりさん、好きだわ…)
数十分後…



〜〜〜♪
ころん
ころん
ん、なんかなってる!?
さとみ
さとみ
あ、あのカバンから(・・?)
ジェル
ジェル
えぇでもこれ君のカバンやで…
莉犬
莉犬
起こす?
るぅと
るぅと
いやでも起こすのは…
ななもり。
ななもり。
出る?
………
私
んん…
スマホの電話の音で目が覚めた。
私
あ…私のやつ…
ガサゴソ…
私
はーい…お母さん?
「今どこなの?」
私
あ…もうそんな時間?
「いや、まだ時間ではないけど…家にいなかったから…」
私
8時半じゃなかったの?………あー…今ね、学校体調崩してーーーーー
ーーーーー
「そうだったの!?今、お友達の親御さん、いる?」
私
いない…けど、友達なら…
「本当にうちの子をありがとうございます。助かりました。」
莉犬
莉犬
いえいえ、全然いいですよ!
「お母さんに伝えておいて下さい。」
るぅと
るぅと
わ…わかり、ました!
そういって通話が終わった。
私
じゃあ、私も帰るね。体調が良くなってきたし…
さとみ
さとみ
あ、帰る?見送りいる?
私
ううん、大丈夫。ありがとう。
ーーーーー玄関
私
今日は本当にありがとう。助かった。
ななもり。
ななもり。
いやいや、全然!またなんかあったらうちきても大丈夫だから!
私
ありがとう😊またね^ - ^
帰り道を歩いてゆく。
体調も良くなったし…
明日は大丈夫だよね(´∀`=)
ーーーーー
るぅと
るぅと
(ん…今日はなんか…もやもやする…)
僕は生徒会長の仕事に行く時に、聞いてしまった。
女の子たちが…なんか、君への手紙を送ったとか、もうあいつにはあの人と関わっては欲しくないとか…
ジェル
ジェル
ん、どうしたん、
るぅと
るぅと
あ、いやなんでもないです!
……聞いてみるか…明日。
ーーーーー続く

プリ小説オーディオドラマ