「あれが六本木のカリスマ兄弟…」
「三つ編みは兄の灰谷蘭」
「眼鏡が弟の灰谷竜胆」
「女なんていたか、?」
「居ねぇだろ…」
周りが騒がしい
皆私達をみてざわざわと話し出す
女立ち入り禁止なんてないし…
確かに兄貴達の噂はよく耳にしていた
"一声かけりゃ100人が集まるという六本木のカリスマ兄弟"
やっぱこんな男だらけの所にいるなんて怖いよね
首のない天使と東卍ちょっと気になってたけど
怖いには敵わないっての
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叫び声とか聞こえてたし
大丈夫かな
サツきたら兄ちゃん達置いて先帰ろ
ウゥーンウゥーン
まだ音は遠い。
そんなことを考えていると抗争に居た男どもが数人と出てきて
「あれ?女じゃん」
「君早くここから離れた方がいいぜ」
「サツが来る」
と私に忠告をしてくる
そんな話をしているうちにもサツは近づいてきている
「俺らもバックレんぞ!!」
それから数分
抗争は1人の死者を出し終わったという。
のちに血のハロウィンと名付けられた
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没だな。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。