第3話

二件目
111
2025/01/19 07:00 更新
白いデスク。一台の電話
私は今、職場で腕を組んでいる
あなた
本日相談が極端に少ないですな〜……
椅子でくるくると回りながら呟いてみる
すると、頭に何かを乗せられた感覚がした
⁇?
今日はメンテナンスだから審神者は非番だよ
あなた
……フレンチトースト長義ぃ……
ふと上に目線を上げると、そこには今朝フレンチトーストの写真を送ってきた同僚、山姥切長義が立っていた
山姥切長義
フレンチトーストは要らないだろう
あなた
要るわ!毎朝飯テロしやがって
山姥切長義
あなたは毎日朝ごはんを抜いているのかな?
あなた
たべてますぅ〜
頭の上に乗せられた書類を受け取り机に叩きつけると、まるで学生かのような軽口を叩き始める
まぁ、ほぼ悪友のようなものだから仕方ない
あなた
あ‼︎‼︎そーそー、そういえばさぁ、メンテナンスの変更点とかってもうそっちには行ってんの?
もう先に聞いておこう。もしかしたら重要なことかもだし、変更されてないバグがあった時に対応ができない
山姥切長義
あぁ、それなら大したものじゃないよ。催物の終了と、キャンペーン開始ぐらいだからね
あなた
了解でーっす
懐に忍ばせていたメモ帳を取り出し、先ほどの内容をメモする。キャンペーンは多分景趣の入手のものだ。この時期になるとよくやる
山姥切長義
ところであなた、監査課の俺が本丸に所属することになったのは知っているかい?
あなた
え、うそ知らない‼︎‼︎どの長義⁈あの『山姥切は俺だ。俺の名を騙る写しは偽物と同じだ』って言ってた長義⁈
うそうそ、本当に知らない
どの長義か判別するために、少しばかりモノマネをしながら尋ねる。メモは落ちたが気にしない気にしない
山姥切長義
そう、その個体
あなた
えぇぇぇぇ、大丈夫?その本丸の初期刀まんばくんじゃないよねぇ……?だとしたら喧嘩起きそうだよ?
山姥切長義
初期刀は歌仙兼定だと記憶しているよ
あなた
あーーー‼︎良かった‼︎初期刀まんばくんと長義の喧嘩での電話たまーにくるんだよぉ〜
仕事が増えそうじゃなくて良かった。心の底からの安堵で、思わず力が抜ける
そんなことをしていると、デスクの上の電話が音をたて始める
あなた
じゃあ長義。また昼休憩で
山姥切長義
ああ、また
長義と軽く言葉を交わすと、電話を手に取りいつもの言葉をよそいきの声で口にする
あなた
はい。こちら本丸相談窓口ですが。どのようなご用件でしょうか
電話口の向こうから、がしゃんと大きな音がした
⁇?
すまない‼︎‼︎助けてくれないか‼︎‼︎
作者
今回はここまで
作者
以上です
ではまだ次回

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