『ピシャァァァン』
アジト付近の森に神の怒りを思わせる稲妻が落ちる。
其れを窓から眺め、ある一冊の本を抱えてあなたの下の名前は震えていた。
最初は....「涼しく寝るため」だった。
夏の暑さをひんやり乗り切る妙案だと感じた。
だが誤算があった。
このままでは眠れない.....
この怪談本.....!
眠る前に読むには恐ろしすぎたのだ....
あなたの下の名前は手に持った『超最新!怪談100選!』を開いた。
__あの日....僕は夜に帰路を急いでいました....
そこは昼でも気味の悪い道で....
イヤだなぁ...早く抜けたいなぁ....そう思っていたんです。
そんな思いが注意力を削いだんでしょうね.....落し物をしたみたいで。
後ろから声が聞こえて....僕以外にも誰かいると思ったら安心して....振り返ったんです。
するとそこには....世にも恐ろしい剣の刺さった上半身だけの男が棺桶から顔を出していたんです....
その瞬間、脳裏に同僚の姿が過る。
福地が言おうとした瞬間、大声と共に牢の扉が開いた。
上半身しかない身体に剣が刺さった男は転がりながら牢に入ってくる。
あなたの下の名前はブラムを抱き上げた。
困り眉になりつつ、ブラムをすやすや☆低周波くんデラックスの上に設置するあなたの下の名前。
天人五衰の心は一つになった。













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。