第24話

24 接触。💐
300
2024/04/23 04:01
田中樹
田中樹
で、この後はどうするんだ?
(なまえ)
あなた
えっと、、これで全てなので…帰ろうかな、って思います。
(なまえ)
あなた
花のイメージは大体掴めたので、注文とかしたいですし…
田中樹
田中樹
了解。
途中までだけど送ってく。
あの女に絡まれても厄介だしな。
と言って、荷物を持ってくれる樹さん。
(なまえ)
あなた
あ、重いので私持ちますよ…!
田中樹
田中樹
www
大丈夫、俺も鍛えてるから。
そういって、軽々と荷物をもつ樹さん。
そんなひょろっとした体のどこに力があるんだろう…


と、少し気になる。
田中樹
田中樹
何見てるんだよw
(なまえ)
あなた
あ、すみません…
どこにそんな力があるんだろう…って思って。
田中樹
田中樹
www
別に、これくらい男なら普通に持てるだろw
(なまえ)
あなた
そうなんですかね…?
ちょっと気になって。


ピトッ…
田中樹
田中樹
っ//////
(なまえ)
あなた
あ、本当だ、筋肉ありますね…って、すみません💦////
樹さんの腕に少しだけ触れた。
樹さんからすれば、いい迷惑だろう。
田中樹
田中樹
あ、いや、大丈夫、だから…/////
ちょっと赤くなった(ように見える)樹さんは、ドアを開けて、
固まった。
そこには…
綾部桃華
綾部桃華
ここにいましたの。
不敵に笑う、桃華さんがいた。。
田中樹
田中樹
…なんでここに。
綾部桃華
綾部桃華
わたくしにそんな発言の仕方して、よろしいと思っているのです?
綾部桃華
綾部桃華
全く、しつけが成り立っていないのですから…
やれやれと、呆れたように首を振る桃華さん。
綾部桃華
綾部桃華
まあ、いいですわ、今は貴方じゃなくって…
綾部桃華
綾部桃華
そこの女子、私についてきなさい。
(なまえ)
あなた
へ…?
田中樹
田中樹
待てよ、関係ないだろ…!
綾部桃華
綾部桃華
おっと、それ以上言ってもいいのかしら?
綾部桃華
綾部桃華
貴方を、グループから消し去ることもできるのよ?
その言葉を聞いた時…
プツン、と


何かが切れた。
(なまえ)
あなた
…わかりました。
田中樹
田中樹
ちょ…!
(なまえ)
あなた
大丈夫です。
綾部桃華
綾部桃華
話が早いのは嫌いじゃないわ、行きましょう。
(なまえ)
あなた
はい。














ついたのは、


非常階段の踊り場
(なまえ)
あなた
で、なんの用事ですか?
綾部桃華
綾部桃華
いい、この後一切、
桃華さんは私にズンズンと近づき
綾部桃華
綾部桃華
北斗さんに近寄らないで
大きな目をこれでもかと見開いていった。
綾部桃華
綾部桃華
あれほどまで、あなたの花屋をずったずったにしたのに、まだ懲りないなんて。
その言葉は…
私を完全に怒らせるには
十分すぎる着火剤だった。
(なまえ)
あなた
…一つ言わせてもらいますけど。
綾部桃華
綾部桃華
ええ、何かしら?
(なまえ)
あなた
北斗さんは、あなたのものではないですよ。
(なまえ)
あなた
もちろん、私のものでもありません。
(なまえ)
あなた
北斗さんは、北斗さんなんです。
(なまえ)
あなた
だから、これ以上北斗さんに負担をかけないでください。
あなたのやっていることは、北斗さんの迷惑にしかなりません!
そう言い切ると…
目の前には。激昂げきこうする桃華さん。
綾部桃華
綾部桃華
許さない…許さない、許さない!
綾部桃華
綾部桃華
私の前で、北斗さんのことを知ったようにするのは許さない!!
(なまえ)
あなた
知ったようではありません! 知っているから言っているんです!!
樹さんが辛そうに言ったあの言葉。
最近みる北斗さんのぬぐいきれない疲労感…
その全てが、この女性が元凶になっているのだから。
綾部桃華
綾部桃華
うるさい。うるさいうるさい!うるさい!!うるさい!!!
ドンッ!



最初は、何が起きているのかわからなかった…




見えたのは…




非常階段の裏側と…








怯えたような顔をして、逃げる桃華さん。





そして、床が迫る…





ゴンッ…





その音と共に、私は記憶を手放した。

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