後ろを振り向くと、ジミナがいた。
あなた「ジミナ?」
ジミン「そいつ、だぁれ?」
何でそんなこと知りたいんだろう。
あなた「えっとね、この人はジョングクっていう名前で、私の──」
ジョングク「俺の彼女」
....え?
どういう事?
なんでそんな嘘つくの....
ジミン「彼女...そうなんだぁ」
ジミナは相変わらず天使な笑顔。
でも、それが逆に怖い。
ジョングク「ってことで、あなたには近づかないでほしい」
ジミナは一瞬目を丸くした。
しかし、その顔はすぐに元に戻った。
ジミン「うーん、それは無理かな」
ジミン「僕、あなたを好きになっちゃった」
あなた「一体どういう...」
ジミン「何としてでもあなたを僕のものにしたい。だから──」
パコーン..
ジミン「痛っ」
ジミナはスリッパで叩かれた。
テヒョン「あなたはものじゃねぇよ、ジミナ」
ジミン「っ...テヒョナ」
ジョングク「だれ」
テヒョナ「...覚えてない?テヒョンだけど」
ジョングク「覚えてない....わけない」
テヒョン「だよねぇ...忘れるわけないよな?」
テヒョナは小声でそう呟いた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!