云われなければ気づかない程の地味で薄暗い路地にある古びた木製のドア。そこから入れば敵が侵入に気づくまでの時間が取れる。そして、そこで太宰達が正面から堂々と侵入すれば気づかないだろう。と云うことだった。
中也は慎重に扉を開ける。
ギィィィィ…と音を立て、扉が開く。
中は無音で明かりすらない真っ暗な通路になっていた。
中也と紅葉はなんの躊躇いもなく、中に入る。
_____暫く進むと、突き当たりにドアがあるのに気がつく。
ドアの隙間からは光が漏れているのが分かる。
少しだけドアを開け、向こう側を除いた。
紅葉の異能が発動し、夜叉が見張りの背後に忍び寄り、一言も言葉を発しさせずに息の根を止めた。
扉を開け、厳重な扉の前に立つ。
中也は自分の足に重力をかけ、まるで鉄球がぶつかったように扉が壊れる。
その中にいたのは______
白衣を着た男、それにカプセルのような機械に入れられ、もがき苦しんでいる彩…。
中也の蹴りをサッとよける博士。
博士は素早く動きをよける。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。