瓦城 すず 様からの"もしもお葬式の最中にあなたちゃんが生き返ったら…(ハピエン)"というリクエストです🥰少しズレちまったすみません🤦♂️
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~狗巻side~
みんなが棺の中で眠るあなたを見て涙を流す。
そりゃそうだよ。
つい最近、一緒にご飯を食べた仲間が、
この間、一緒に談笑してた仲間が、
ずっと好きだった人が、急にいなくなったら。
誰だって泣かずにはいられないよ。
「……………………」
学長「…棘、もういいか」
「………………しゃ、け」
本当は離れたくない。
このままでもいいから、ずっとあなたのそばにいたい。
けど時間は待ってくれないから。
学長「…………では、これにてお別れの儀を終了とさせていただきます」
呪術関連の葬儀屋が棺の蓋を閉めようとした、その時だった。
ドアが開いたんだ。
みんなが一斉にそちらを向いた。
真希「……………………は」
『もー!みんないないと思ったら何やっ………………え?そ、葬式…?え、誰の…?』
______一瞬、立ったまま寝てるのかと思った。
けど、この場にいる全員が目ん玉ひっくり返して驚いてるから夢じゃないんだなって。
覚束無い足取りであなたに歩み寄る。
「………………あなた、なの…?」
恐る恐る手を伸ばせば、頭の上に?を浮かべた彼女が手を取ってくれる。
……あたたかい。
『ど、どうしたの棘くん。あとなんで喋っ、ウワッ』
勢い良く抱きついた。
もう離さぬように。離れぬように。
『ぇ、えええ!?棘くん!?』
アワアワしつつも俺の背中に腕を回すあなた。
『なっ、え!?なんで泣くの!?ちょっ、真希ちゃんたちも見てないで……って真希ちゃんも泣いてるゥ!?!?!?』
真希「馬鹿あなた!おおばか!!!!ばかばかばかぁ!!!!!」
真希も勢い良く抱きついてくる。
『えぇえ…真希ちゃーん……あ、憂太くん帰ってきてたんウッ』
乙骨「あなたぢゃ"ん"ん"ん"ん!!!!おばかぁ!!」
後ろから憂太が突撃してきた。
『な、なんで私罵倒されるの…パ、パンダくんは私の味方だよね…?』
パンダ「情報完結してねーけどとりあえず一言言わせろ。お前は馬鹿だ」
ドスッッッ!というかドフン!というか。
パンダも抱きついてきて、あなたを中心としたお団子状態になった。
釘崎「あなた先輩の大馬鹿者〜!!!!」
うわああん!!!と野薔薇が大声上げて抱きついてきた。痛い。
虎杖「……っ…パイセンずるいって!!!」
伏黒「っ、あんたホントに……もう…!」
悠仁も恵もタックルかましてきた。
三輪「あなたちゃっっっっっん!!!!!!!!!!!!」
『霞ちゃん!?!え!なになになに!?』
三輪「うわぁぁあんあなたちゃん生きてるうううううう!!!!!!!!」
よ"か"っ"た"と泣き喚く三輪。
それな。
『ちょ、五条せんせ〜い硝子さぁん…タスケテ…』
家入「なんであなた生きてんの」
いやいやストレートだな。
家入「私治療してないけど」
『ちょっと失礼すぎません?私を勝手にコロコロしないでください』
というか誰のお葬式ですか、と尋ねるあなた。
五条「あなたのお葬式だけど……ッククク、28年間生きてきて今日がいちばん面白いよ」
『えええ〜…何なんですか…』
「あなた、なん、なんで、どうし、て…」
嗚咽が混じって上手く話せない。
けど、あなたはある程度話を理解した様子だった。
『棘くん、あのね…棺の中にいる私、私じゃないよ』
「………………………………ん?」
待って待て待て知らない人のお葬式だったの?
マ?(大混乱)
『あー、えっと〜…私って忍びの家系でね、身代わり術的な…』
話をまとめると、
①あなたは忍びの家系(だから術に苦無を用いてる)
②棺に入ってるあなたは術で作った身代わり的な(偽物のあなた)
③本物のあなたはあなたの名字家で治療を受けて元気満タン
④悟には教えていた
釘崎「最後のいちばん重要じゃん」
みんながギロりと悟を睨む。
真希「ほんと信じらんない。忘れてたのか?」
伏黒「人間じゃないな」
虎杖「センセー多分もう歳だよ」
五条「だ、だだだDA DA DAだって僕忙しいしィ〜?」
伊地知「ここ2ヶ月間任務放棄してたのはどこの誰でしたっけ…」
五条「伊地知あとでビンタ」
ヒィンと溶ける伊地知さん。
「じ、じゃ、あ、また、高専、戻ってくる…?」
『もちろん!私もう元気だし!』
「もう、いなくなら、ない?」
『うん!心配させちゃってゴメンね棘くん』
「まだ、へい、わな世界、じゃない、けど、
紡、げる、世界じゃ、な、いけど、
おれと、つきあってくれる…?」
_______言ってしまった。
ハッとなってももう遅い。
言葉は何しても何やっても取り消せない。
こんな場で言うつもり無かったのに…
ほら、あなた困っちゃってる。
「……ぁ、ご、ごめ、ん…やっぱり___」
"わすれて"と言おうとした。
けどそれよりも早く、あなたが俺を抱きしめる腕に力を込めた。
「………………あなた…?」
『……棘くんの呪言で、私を呪ってくれますか』
髪から覗く耳は真っ赤だった。
こ、これ、って…………
「……呪って、いいの?」
『……棘くんになら、全然呪われたい』
くしゃりと笑うあなた。
なんだそれ、と笑いがこぼれた。
「じゃ、遠慮なく呪わせていただきまーす」
『ねぇ何それ』
声を上げて笑うあなたの耳元に口を寄せる。
すぅ、と息を吸った。
とびっきりの愛を込めて。
「___もう、俺から離れないで」
「___俺とずっと一緒にいて」
「___俺だけのあなたで居て」
「誰よりも、愛してる」
___お揃いで買ったストラップ、棺の中に入れなくて良かったな、と心の隅でそう思いながら、
目の前の誰よりも愛おしいあなたにそっと、口付けを落とした_____。
家入「とりあえず五条は解体するね。七海、手伝って」
七海「喜んで引き受けます」
五条「なんでぇ!?!?」
✂︎- - - - - - - -キリトリ- - - - - - - - - - -
長くなりすぎたのであとがきは次にします🥲
お待たせしましたすみません…😭
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。